何でこのブログを始めたか…最初の記事は、こちら。
音の刺激も過敏に反応します。
最近はそれなりに年齢を重ねたので、耐えることもできるようになってきましたが、子供のわめき声、叫び声、泣き声、ガラスのテーブルに物をガンッと置かれたり、ハウリングのピキーーーーー!という大音量とか。
多分ものすごく大げさな人と思われていそうです。
特に子供の声は、本当に苦痛でした。
飛行機利用は、何は無くともイヤーウィスパー(耳栓)。忘れるたび空港売店で買ったので、一時は売るほど増えました。
最近、自分の家の近所に保育施設や公園の建設計画が持ち上がって反対運動が起こり、近隣住民の「子供の声がうるさい!」という発言に、ネットで大バッシング…という状況をときどきニュースで目にしますが。中には私のようなタイプの人もいらっしゃるんじゃないかしら…。
我慢するとか、気にするなとか、そういうレベルじゃない感覚。頭にキリでも刺されたような…。
だとしたら、そう言う感覚がない人に、子供の声がうるさい?「なんて冷たい人なんですか」みたいに言われるの、辛いよなぁ。
歳とって、耐性が出てきたのは何故だろう、単純に慣れたのか、それとも聴力が落ちて、気にならない程度にまで聞こえなくなったのか、どっちなんだろう。 まぁ平気ってほどにはなってないですけどね。
そのわりによく言われる「黒板を爪でひっかく」ってそんなでもないんですよねぇ…好きじゃあないけど。
音量が問題なのかな。
あるいは、その音や声に含まれる「感情」に反応するのかもしれません。
子供の遠慮のない剥き出しの感情の発露。
モノを叩きつけるほどの怒りや不機嫌のあからさまな代用表現。
腹の底では真逆の感情が渦巻いているのに、押し隠して笑顔で語る猫なで声。
クラッシュ音に纏わりつく恐怖やパニック感。
サイレンの掻き立てる不安感、終末感。
音より、そう言う感情を無意識に読み取っている? そんな気もします。
さて、音から離れて。
感情のフラッシュバックみたいなこと。
身内とか、親しい相手なら大丈夫なのですが、慣れない相手に髪を触られるのが本当に嫌です。 美容院とか大嫌いです。
今は1000円程度で、余計なことしないで15分くらいで髪だけちゃっちゃと切ってくれる床屋があるので、そういうところに行きます。
これは多分、子供の頃から無断で髪触られたりなでられたりってことあったので、そのせいかなぁ。
私の髪はツヤツヤサラサラストレートヘア・・・でした。
自分で言う?ですけど、仲間由紀恵さんにも負けないくらいでした。(過去形がちょっと哀しい)(一応念押し…「髪」ですよ「髪」だけです!他は…お察しくださいw)
これ、言葉のイメージ最高だけど、本人にするとそうでもない。 硬いのよ、ナイロンテグスかワイヤーかってくらい。 頭頂部なんて10cmくらいあっても直立する。 前髪垂らすと目に刺さって充血、結膜炎起こす。
まとめられない。 ポニーテール結ぶと結んだ瞬間からずるずる下がる。 シニョンとか絶対できない髪でした。 なので髪型は「ワンレングス」か「お下げ」
今では当たり前になった「ヘアクリップ」
多分30年くらい前に初めて売り出されたと思うのですが(当時はバカ高かった!)あれで初めて「髪をアップにする」ということができました。
だってそれまでは、美容師の友人ですら「・・・無理・・・いやまって、頑張る・・・」とピンを何種類も、普通の5倍の量使って、スプレーでガッチリ固めて「出来た・・・ちょっと頭動かしてみて?」
で、バサッと崩れた時はもう・・・ハサミで刺されるかとビビるくらい絶望的な顔された;;・・・とかね。
でもそれだけに、本当に綺麗だったらしく、バス待ってるとかレジ並んでるとか、後ろの見も知らぬ人に、す~っとなでられるんです。
オバサン、おばあちゃんが多かったけど、中には気持ち悪い男とかもいたし。
あの、「他人の体に無断で触ることを自制できない」ってのは理解できない。 そこでちゃんと謝ってくれればまだしも、大体笑ってごまかすかバックレる。 この時の気持ち悪さとか怒りの感情がいまだに甦って、ツライ。
こういう、むかしむか~しの感情がフラッシュバックみたいにどわわわっと押し寄せてくることがある。
特に、自分に何の落ち度もないのに、犯罪被害者という立場になってしまった方のニュースとか、犯罪…までは行かなくとも、理不尽な思いをした話とか。
時には昔話で、ロクデナシのやらかしたことで村全滅、とか、その集団責任取らされるって、何!?って。
そういう時には「目が狂気を帯びる」ような表情になるのでお家の外では本当に気をつけてる。
たまたま傍に警察官なんかいたら、絶対職質されそうだと思うw
子供は大っ嫌い、あのわめき声は我慢できない、あるいは、何でモノをあんなふうに乱暴に置くの、ウルサイ!
という、主に音への他の人に比べて過大な反応にせよ、フラッシュバック的な感情のやり過ごし方にせよ、私の性格が冷淡、寛容性に欠ける、執念深い、オカシイノカモシレナイ、そういう根深いコンプレックスにさいなまれていた若いころに比べて、50代になった今はずいぶん楽になりました。
それは聴力などの衰えなのかもしれませんが、日々の積み重ねで「慣れた」ことも大きいと思います。
もしかしたら…「子供大嫌い」と思ってる方、そして「自分って、冷たい人間?」って自分を責めてる方、音声的なことが原因ってこともあるかもしれません。
どうかご自分を責めないで。
私自身は、イヤーウィスパーにずいぶん助けられました。
あれは外界の音はちゃんと聞こえます。
イヤホン大音量の音楽で鼓膜傷めるより、良いかもですよ。
私は「ギフテッド」です。
そして2Eと言うタイプで「算数障害」をかかえています。
その他にも、算数障害ほど深刻ではありませんが、若干、一般的な反応と異なることがいくつかあるようです。
特に「音声」について、他の方と感じ方自体が異なっているかもしれません。
年齢を重ねて、ずいぶん楽になってはきましたが、大変な苦痛を感じる音や声が、今もいくつかあります。