mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて自分がギフテッドとやっと気づいた私。

地震を機に、ソーラーパネルのこと、誤解してたと気づいた。

先日の北海道の地震から2週間と数日…経ちました。

被害の大きかった地域ではいまだ避難所での生活が続いておられる方も多く、大きく損壊した家を今後どうするかという悩みや不安をかかえた方も沢山おられます。 北海道内に住んでいると来月末には初雪が降る、暖房無しではいられない、仮設住宅を建設するらしいけど断熱材とかいったいどの程度入れるつもりでいるのだろうかとか…胸塞がれるような思いがします。

 

起こったことは残念ながら変えることは出来ず、ただこの先、この出来事を教訓として何を学び、備え、今後に伝えていくか。 

今回起こったブラックアウトも、単に、

『停電→電気使えない→いろいろ不便』

・・・なんてレベルの話ではないと経験してみて実感しました。 そういうことも含めて、直接住んでいる家が損壊したわけではなく、避難所へ避難するまでの状態にはならなかった我が家でどんな状態だったのか、備忘録的に書きつけていこうと思います。

 

まず、地震発生直後。

我が家は小規模(50戸以下)マンションなのですがかなり揺れました。 これは階数にもよるみたいですが、揺れに気付いて目が覚めて直後の大きな揺れの時にはベッドから起き上がれないほどでした。 揺れが収まって居間に移動したのですが、その時点で既に停電だったと思います。

 

照明もTVも点かないので外を確認、街路灯も消えて、信号機の光りも見えないので地域全体的な停電と分かりました。 他のマンションで懐中電灯の輪の光りが、何カ所かで窓に映っていました。 

近くのアパートや家も、特に崩れていたりガラスが割れたりという様子も見えず、助けを求める声も聞こえなかった。 

ただ、窓を開けてみるとなんとも言えない臭いがかすかにしていました。 何かが燃えてるわけではないけれど、きな臭いような臭いです。

 

玄関ドアを開けて建物内に火事が無いか確認。

エレベーターの扉をコンコン叩いてみる(時刻的に利用者いないっぽいけど万一閉じ込められた人がいないかの確認・いきなり大声で叫ぶと他の居住者に救助求めてるかと誤解されても困るので)。

廊下等の窓ガラスが割れていないか、壁など崩落していないかを確認。

何人かの方と階段で出合って無事確認しあう。 

声を聞きつけて他の方もドアから顔を出して安否確認。

ウチのマンションは避難訓練とかマメにやってる方なのですが、それはあくまで火災とかで報知器が作動したという設定だったのです。なので今回みたいな停電状態(報知器作動しない・全戸一斉アナウンスできない)ってのは想定外で、マニュアルもなく、各戸の対応もどうすべきか分からず結構混乱して無事の確認に手間取りました。役員の方は色々動いて下さいましたが、災害への対応には不備があったと皆が切に思った次第です。

部屋に戻る。 部屋の中の被害確認。

停電、断水、でもガスはOK…を確認。

 

非常用品を納戸から引っ張り出す。

各部屋に懐中電灯用意。 バケツと手桶を風呂場に用意。 

キッチンと洗面所に消毒用ウェットティッシュを用意。

トイレに非常用トイレを置く(まだセットはしなかった→ガスがOKなら配管もOKっぽいなと思い、朝には管理組合から指示…使用OKかNGか…が出そうだなと思っていたのでとりあえず置いただけ) 。

 

居間のテーブルには

照明、乾電池ストック、ラジオ、消毒用ウェットティッシュ

簡単に口にできる食料(チョコとかクラッカー)

PETボトルの水、紙コップを置く。

 

で…再度休みました。 熟睡はさすがに無理でしたが、なんせ未明の地震発生…午前3時頃でしたから、すべてセットし終わってもまだ4時前、眠い…。

 

我が家は寝室には大きな家具は置かないということをどこに転勤しても心がけていました。 なので寝室の天井の照明に落下の危険がなさそうなこと確かめて、そのまま大して心配もなく眠れました。 ベッドの頭側の壁には額とか一切かけていません。 雑誌なんかでよくみるけど、高価そうな重そうな額装した絵や写真をヘッドボードの上に飾ってるって、落ちてこない保証はないと思う…怖くないのかな。

 

今思えばこの時点で足元に最低でもルームシューズ(スリッパではなく!)を準備しておかなきゃいけなかったのかなと反省した。 結果使わずに済みましたけれど、熊本の地震で「余震は本震より小さい」ってのは「…とは限らない」って教えられたわけですし。

ベッドサイドに積んでる本は2冊落ちました。 文庫本だったので大した影響はなかったですが、これが六法全書とかだと危険…無いけど。

 

20年以上前に札幌から出た頃は、関東では大きな地震が「間もなく・必ず」やってくる、なんなら富士山噴火する、というようなことをざわざわ噂していて、その割には誰も真剣に災害対策なんて考えてもいなかった。 多分まだ「何とかなる・政府がちゃんと対策とって助けてくれる」と思っていたんだと思います。 巨大災害がどんなものかイメージしきれてなかったのかと。

イメージできたのは、かなしいけれど阪神淡路や東日本の大震災が連日連夜報道されて後だと思います。 それでもやはり、今でも実際に被災なさった方たちとは認識に大きな乖離があると思う。

実際、ブラックアウト経験して初めてわかったこといっぱいあった。

 

翌朝起きて。

ブラックアウト真っ最中でしたので、TVはつかず。

スマホの充電も心許ない。

友人知人からメールとかガンガン入っていたが、正直ありがた迷惑。 バッテリー使いきっちゃったら非常通報電話すら掛けられないのだ。 「連絡ないけど大丈夫?」と繰り返し送ってくるので「無事です、バッテリー充電の関係で返信できなかった、このメールには返信不要です」と返したら「そうなんだー、よかったー、安心したー、何かあったら言ってねー、水とかあるのー、食べ物あるのー」的なことを延々と何度も送ってくるのは嫌がらせと受け止めて今後の付き合い方を考えた方が良いだろうか(真顔)。

 

ライトとかサイレンとかソーラー、手回し発電機が一体化したラジオでニュースを聞く。 「2kmに渡って山の斜面が崩落し」というアナウンサーの言葉が全くイメージできずにいた。 2km?2kmって?

この非常用ラジオはしまいこんでいたのでソーラー充電は全く出来ていなかった。 手回しで発電してみても、ラジオを長時間聞くのは無理で、結局問題なく使うためには乾電池が必要でした。 そして機能がやたらにあったので、スイッチが複雑でよく分からなかったw ラジオ聞きたいのにライトが点くスイッチしか見つからないとか^^;

こういうのはシンプルなのが一番良いのかも。

 

明るいうちに、と、非常用品からウォーターバッグを持ち出して、近くの学校へ生活用水を汲みに出かける。

風呂水を溜めていたし、PETボトルの水も用意していたが、やはり天気が良くて晴れてる間に使った分だけでも補充したい(幸い配管の破損も無いということでお手洗いの使用もOKだった)。

断水したのはマンションだから。 停電でポンプが動かなくなってしまったため。 近くの一軒家や数軒規模のアパートは水道管直結で水が出ていたので水汲みが必要な戸数はあまり多く無く、並ぶこともなく水が汲めたのは本当に有難かったです。

でも今後建てられたり改装したりするマンションって、こういう場合への備えをきちんと盛り込むことが絶対に必要だと思う。 屋上に手動ウィンチ標準設置するとか? 昔ながらの井戸ポンプ敷地内に設置するとか?(これは大阪にいた時に何カ所かで見て感動した)。 でも北海道だと凍結の問題があるのよね…。

 

停電というとすぐに

 「ソーラーパネル」とか「小型風車」設置で解決する

…と思う向きあるようですが…

実は私が水汲みに行った学校も、屋上にソーラーパネル去年だったか一昨年だったか設置してました。 で、避難所としても一晩使われたんだけど。 夜は真っ暗、電気無し!…だったそうです。

他の避難所となった学校も同じような状態だったようです。

 

細かい部分切り捨てて、ざっくり言うと、

 

ソーラーパネルは太陽光が当たってる間は発電します。

でも天候が悪かったり、夜になったら発電しません。

だから電気はその間使えないです、発電しないから。

 

・・・ってことなのよね。

 

発電した電気…非常用に溜めとけばいいんじゃない…?

そうなんですよ! そう思うんですけどねー。 発電した電気をためるのは難しいんです。 蓄電設備が別に必要で、それが無いと溜められないんです。

蓄電設備…無いの…?

あれがね、高いんですよねー! スペース要りますしー設置工事も大変だしー。 札幌市、財政厳しいんですー。 そしてね、多分ね、市内の市立の学校にソーラーパネル設置して非常時に備えよう!とかってぶち上げた人たちがいたと思うんだけど、その人たちもそーゆーことちゃんと理解してなかったんじゃないかなー。 蓄電池が無いとどうなるとか、考えもしなかったんじゃないかなーなんて思ったりねーw 

(…と、私が勝手に思ってるだけですけどね)。

 

ってなわけで。 

ソーラーパネルつければ何でもOKって思いこむのは違ってるんだと、ワタクシやっと理解しました。 そなのー? 

それって、非常用としてどなのー?

 

ソーラーパネルと電気自動車をセットで持っていれば、電気自動車が蓄電池代わりに使えるのだそうです。 そこまで考えて設置してる方ってどのくらいおいでなのだろうか…。

 

こんなこと書くのは、これを機に

「万が一のブラックアウトにも対応して備えを万全に!」

なんてソーラーパネル売り込みに来る業者めっちゃ増えそうだよなぁと思ったのです。 今ですら訳の分からない悪徳業者がリフォームだの何だの、どさくさに紛れて契約させようとしてるなんて話もあるし。

ソーラーパネルで発電、それは確かにそうなんだけど。

ホントに「備えは万全かどうか」しっかり調べて確認してね。

 

とりあえず、今日はここまでで<(_ _)>