mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

文旦でマーマレード:備忘録

 

食材豊富なイメージの北海道ではありますが、温暖化と品種改良の進んだ現在でも未だに柑橘系とお茶は生産されていません。

趣味の域で育てている方はいらっしゃるようなのですが、流通販路に乗るほどの量にはなっておらず…なので、北海道で育った私は今も柑橘系にピンと来ないです。 

道内のお店で目にする柑橘類といえば普通のみかん、夏みかん、八朔、伊予柑、あとはレモン、オレンジ、グレープフルーツ。 この10年くらいの間にデコポンとかスウィーティーとか出初めて、最近またちょっと新顔が増えてきたかなという感じ。

小さなものは山椒の実、大きなものでは晩白柚、百貨店や大きいスーパーで見かけるようになりました。 

 

その一方でグレープフルーツが減ってる。 かわりに文旦をちょくちょく見かける…私には見た目区別つかない。 そしてポメロとかやたらに似たものもあって、本当に何が何だか分からない(+o+)

で、とりあえずwikiに「文旦って何?」と教えてもらった。

ja.wikipedia.org

ザボンのこと…って言っても手に取った覚えもなくピンと来ない。

ボンタンとも呼ぶ…あ~、ボンタン飴!

ポメロ=(イコール)文旦…お願いだから統一してくれないかな^^;

グレープフルーツとはちょっと違ってる系統だけど、まぁまぁ近いのね。

 

で、先日「道の駅」に行くと袋に入った文旦がたくさん売られていたので何となく買ってきました。 もちろん北海道産ではなく、高知産。

ちなみに北海道「道の駅」が至る所にあります。 札幌から車で(普通道)1~2時間のところに何カ所もあって、近年新たにオープンするところも多い。  売りはやはり6月頃から10月頃までの新鮮野菜。

農家さんがグループを作って直接販売してるところなんて、普通ではなかなか手に入らないものが破格値で売られてたりする。

でも晩秋から初夏までは地場産のもの、なかなか無いのでね。 冬期間は野菜売り場を閉めちゃうところもあるし(←道の駅自体は営業してます)開けているところも売り場を縮小して、乾物の豆とか漬物、保存のきく玉ねぎやじゃがいもを主に、あとは仕入れた野菜や果物をほんのちょっと割安(…でもなかったりするんだけど)で売ってることが多いのです。

 

食べ方はよく分からないけど、何となくマーマレード作れそうと思った。 グレープフルーツは輸入品で、防カビ剤がどうにも気味悪くて皮を使ったマーマレード作る気にはなれなかったけれど、国産なら大丈夫かなと。 作り方はネットにいくらでも上がってるだろうし。

はい、たっくさんありましたw

その中で私が教えを乞うたのは、こちらの四万十のおばちゃま。 

40010rocco.com

とても丁寧に書いてくださっています。 ありがたや~<(_ _)>

分かりやすくて写真もハッキリ、成分的なことまで細やかに説明があっていろんな疑問がすっきりして(苦みの成分は何とか種も一緒に煮るのは何故とか薄皮刻んで入れてもいいのかなとか)いいわぁ~♪

 

で、要は。

皮刻んで→一晩水にさらし→何度か茹でこぼし→砂糖入れて煮る。

 

皮切ってる間、晒した水を替えるとき、茹でこぼして水替えるとき、そしてもちろん煮ている間。 いい香り~~~~~~(*^。^*)

 

出来上がったのをヨーグルトにのせてみた。 

やっぱり色目が濃くてマーマレードカラーじゃないですね^^;

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文旦マーマレード備忘録 材料

文旦  4個(一晩水に漬けた皮860gと果実3/4個で900g)

砂糖  600g

ラム酒 100cc

水   上記を入れた後、ひたひたよりちょっと少なめになるくらい

 

お好みでスパイス 

ウチではカルダモン(ホール)を煮込むときに3粒ほど。

仕上げ間近にナツメグをかる~く一振り。

隠し味:あればですが、バルサミコ酢をほんの数滴。

 

砂糖について

ジャム類にはグラニュー糖を使うようにと書いてあるレシピ本が多いようですが、私は毎回何種類か混ぜます。 ちょっとクセというか雑味のようなものがあった方が好みなので。 今回使ったのは…

上白糖200g、マスコバド糖(黒砂糖)50g、グラニュー糖350g

黒砂糖はどうかな~…コクは出るのですが、色が濃くなっちゃうので嫌う方もおいでかも。 50gでもけっこう色が濃くなります。 

マスコバド糖ってのはフィリピンの砂糖です。  もちろんこれじゃなくてスーパーで売られている普通のお砂糖でOK。

マスコバド糖 500g

マスコバド糖 500g

 

 

 結構お値段・送料バラつきあります、興味ある方はしっかり比較検討なさってくださいね。 私はここに注文するとき一緒に買ったりしてます。(いま改めてショップ内を見たら無い…扱い止めちゃったのかな(;_;))

 

ここの「きんぴらごぼうかりんとう」は衝撃でしたw

ちょっとしたお返しに贈って喜ばれなかったことがない。

血糖値激上がりしそうなので小さいパックの買うようにしてるのですが止まらないのよねぇ、ゴマもすっごく美味しい。

 

 

すっかり逸脱した(^▽^;) では続き行きます。

 

 

文旦マーマレード備忘録 作り方

  1. 文旦をよく洗い、むいた皮をごく薄くスライスする。
  2. たっぷりの水に一晩~1日~1日半漬ける(何度か水を替える)。
  3. 水を新しく替えて茹でこぼすことを数回繰り返す。(私は茹でこぼすたびに水にざっと晒しています。早く苦み抜きたいので)
  4. 試しに一切れ食べてみて苦みやピリピリ感を確かめ、好みの塩梅になったら茹でこぼしの繰り返し終了。
  5. 鍋に茹でこぼし終わった皮と砂糖を入れ、ラム酒を回しかけて1時間くらいおく。
  6. 水分の加減を見て、少ないようならひたひたよりもちょっと少なめになるくらいまで水を足す。
  7. 中火にかけ、煮立ったら弱火にし、1時間半から2時間くらい様子を見ながら煮詰めていく。
  8. 頃合いをみて別の鍋で詰めるビンを煮沸消毒し始める。
  9. 煮上がったら、ビンに詰めてさらに脱気する。 長期保存ならしっかりと仕上げてください。

 

「お好みで」のスパイスと「隠し味」のバルサミコ酢は無くても全然かまいません。 もし入れるなら、上記手順の7.の最中にどうぞ。

 

そして毎回しつこいのですが、作業の前にはしっかり手を洗って、長い髪はまとめて、衛生に十分配慮してくださいね。 

以前は10代や20代の若い方だけだったんだけど、最近は40代くらいでも髪をまとめてはいても、顏の両側にながーい前髪をだらっと垂らしていたりする。 

普段は別にいいですけど、それで食品を扱う場所で働かないでほしい。 その髪の先が、私の食べようと思ってる食品をかすめるのはすごくイヤ。 こういう人って自分の食事に誰かの髪が入っていても平気なのかしら…。

 

 

 ま、文旦マーマレード、おススメです。

自分で作っといてナンですが…ものすごく美味しい…( ̄▽ ̄)