mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

久しぶりの大片付け:衣類編

f:id:mouratta:20190428095749j:plain 今はレンギョウもあちこちで満開♪

 


先日つけっぱにしていたTVで、「こんまり」さん(正確にはご本人はインタビューのみで、そのメソッドを習得し、お片付けアドバイスをなさる方のお仕事内容がメイン)の特集が流れていました。

お片付けの極意とされるもの、近年いくつも登場していますね。

「断捨離」「だ・わ・へ・し」(出す・分ける・減らす・仕舞う)とか、「ときめくかときめかないか、ときめかないモノとはお別れする時」…というくらいのイメージは持っているけど、すぐ飽きて投げ出す私にちゃんとやりきれるとは思えなかったのです。

 

今回TVを見ていて、誤解していたことに気付きました。

私は「一気にやる」というのを「その日一日で」…ということは実質は数時間でやってしまうと思っていたのです。 そこがどうにも納得できず、不信感がぬぐえなかった。 でも見ているとクライアントは数カ月、長い方は年の単位で取り組んでらっしゃるようでした。 

そっか。 一日でやるってわけじゃないのか。 

つまりその日に終わらなくても「失敗」ってことじゃないのね。

 

となると、一度トライしてみてもいいかなと思えるようになりまして。

 

ちょうどダンナが「仕事終わった後BBQパーティやるので夕食いらない」という予定が入ったので、その日にトライ決定~! ダンナを送り出してから家じゅうの私の服全てを引っ張り出して、リビングに山にしていく。

う~む…ゆったりできるバスタブ3杯半くらいかな。

自分としては「え、思ったより少ない。」「こんなものか?」

 

いえいえこれは、昨年あたりからチマチマ処分してきた成果です。 かつてはアパレル勤務だったワタクシ、しかもバブル期経験者w

金があったら服を買う、

金が無くても服を買う、

服を買わなきゃ靴を買う。 

それ、真剣に人生考え直した方がイイと思うよ、とかつての自分に諄々と説いてやりたいw 

退職して札幌離脱の引っ越しの時、業者の見積もり担当に「…お仕事は何をなさっておいでで…?」と3社すべてから言われた。 その頃なら多分この3倍あったと思う。

 

今はもうスーツもコートもずいぶん減らしました。 そうは言っても北海道で暮らすと、秋冬物の多さは他の地域の比ではありませんのでね。

 

ではまず。 積まれた服山に手を伸ばし、片っ端から分けていく。

こんまりさんメソッドの「ときめくかどうか」は、ちょっと私にはピンと来なかったので「好きか嫌いか、どちらでもないか」で分けた。 それに「迷い」を加えて、30分くらいで山が4つに分けられた。

 

何に驚いたって「好き」山の小ささ! 

「嫌い」山は10枚弱。 お付き合いで買ったり、貰ったり、ネットでパッと衝動買いしたものばかり。 既に処分が進んでいたため少ない。

 

そして「どちらでもない」山のデカいことー!

そりゃそうだ、UNIQとかで気軽に買っちゃうもの。 普段買い物に出るくらいで、ほとんど家で過ごすためのTシャツとかワンピースとか。 そんなタイプの服に「好っきーーー!」なんていちいち拘ったりしない。

アパレル業界長かったので、素材の目利きもそこそこできるし、価格の内訳がほぼ分かる。 そうすると「服を選ぶ楽しさ」って、ホントに滅しちゃうんですよねぇ。 しかも体形激変したし^^;  もう、スーパーマーケットで食品や日用品買うみたいに服を買う。 そりゃどちらでもないになっちゃうなぁ。

「迷い」は数枚。 すごく思い出が強いものばかり。

 

やってみてわかったが、全部出して分けるってかなり重要。

もし引き出しひとつひとつやると、「収納できちゃってる」ので、あまり本気で処分に気持ちが向かわないっぽい。 途中でやめちゃっても散らかってないので、飽きたら「ま、今日はこんなところでいいか」で済ませちゃいそう。

そして服を全部出すってことは、再収納するスペースをすっからかんの空きスペースにするってことなので、収納するときに同じニュアンスのものをしっかり1か所にお纏めできる。 そこでまた不要分をあぶり出せる。

  

分類作業はとにかく疲れるし、飽きる。 

夕食のこと考えなくていい日に設定したのは大正解でした。

 

まず、「嫌い」山を一枚一枚畳んで、お礼を言ってゴミ袋へ。

次に「好き」山を、春夏と秋冬に分けて畳み、秋冬は仕舞い、春夏は普段使うクローゼットへ。

「迷い」は目につかない場所へ一時疎開させて、最後にまた向き合おう。

 

で。 どっちでもない。

この山を「要る」「要らない」に分けていく。

この時点で「ときめき」の意味が何となく分かる気がした。

「要る」が2/5くらいかなぁ。 「要らない」の3/5を再度吟味し、やっぱり要らないものをゴミ袋へ。 その中からTシャツは、ジョキジョキ切って使い捨て雑巾に再利用するため、取り分けて疎開

 

「要る」を春夏、秋冬に分けて、それぞれ収納。

「迷い」を再度検討。 今回はもう疲れたので次回に持ち越すw 

 

この時点で40リットルゴミ袋2つ半(再利用疎開分除く)。

ここまでで4時間半くらい。 ワタクシの気力体力バッテリー残量25%くらいってとこでしょうか。 お昼も食べずにやっていたのでひと休みして軽食。 あとは収納するだけなので、なんとかなるなと思ったところでダンナからTEL。 

「雨でBBQ中止~、家でご飯食べるので宜しく~。」

 

…軽く殺意が沸いたのは胸にしまっておきますが。

え?いや、沸いたのは雨にです、雨にw

 

Tシャツ切るのは明日に持ち越すことにして、夕食の買い物。

翌日、使い捨て雑巾をつくり分けて、燃えないゴミの日を待ちます。

最終的には40リットル2つとちょっと、古くなったボアシーツも一緒に処分することにして、3つ。 なかなか重い…(+o+)

 

ミニマリストになる気はないのです。 性格的に多分なれないし。

でも、古びて、もはやあることすらも忘れてしまったガラクタに埋もれて老いていく気もない。 実家を畳んだときに、そういう暮らしは心をじわじわと蝕んでゆくのだなと、胸が凍るような怖さを感じた。 ガラクタ満載の部屋って、淀んでいるの。 明るい光も風も入ってこないのよね。 

 

家は、部屋は、あなた自身という考え方、あながち嘘ではない。

50代ったってワタクシ、所謂アラカンってやつですからねー!  

スッキリと、日々ご機嫌良ぉ暮らしたい。

 

まだまだ、お片付けは続きます。

今回は服、ホントに服だけ。 小物類は手をつけていません。

次はそれかなぁ。