mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

話せ・考えろ・動け!

・・・と何かに動かされているような6月です。

何や知らんが、めちゃくちゃ目まぐるしい。

それでも半ばに近づいて少し落ち着いたかな。

 

先週なんて、たった1日の中に、年に1度のイベントと10年に1度のイベントと、人生で1回あるかどうかのイベントが怒涛のようにやってきた。

 

特に年に1度と10年に1度って方は、事前にこちらが日程を決めて調整していたものだったのだけれど、当日になってみると片方が遅れ、片方は早まり、結果家の中がわっちゃわちゃw 

 

年1度というのは、家のエネルギー関連の設備点検です。 札幌ではこの保守点検をおろそかにしていると冬場に生命を脅かしかねない。

 

で、10年に1度というのは大型家電の買い替え。 冷蔵庫と洗濯機。

このどっちもが昔買ったものより微妙に大型化していて、スペースに収まるかどうかヒヤヒヤした。 カタログ上の数字ではOKなんだけど、少し出っ張り気味です。 使用感はいずれ書きますが、静かw

家電は全て「妙な音」…うなるような音とか、ガゴガゴした音が出るようになったらお買い換え検討サインだと再認識しました。

特に冷蔵庫は最後の転勤引っ越し以来、ドアが左右ずれてうなり音が大きくなっていて…(これは明らかに引っ越し業者のせい。やたらにCM流してるけど、積荷の保険もかけてないので要注意。実はかなりトラブった。破損・紛失、そしてそれらをマトモに補償しない。)

 

そんな騒ぎも終了し、やれやれお茶でも…と思ったら、相談の電話。

 

別れた元旦(←ガンタンにあらず。元の旦那で元旦。なるほどねぇ!)の訃報が届いたとのことで。 彼女にはもう関係は無いけれど、子供には相続が発生する。 放棄しようか、どうしたらいいかとか。 

詳細をここに書く気はないけれど、つくづく自分の今までの人生の中で経験してきたことが、こんな風にあとから役に立つのだなぁとちょっとしみじみした。 その時はホンッッとに勘弁して!私関係無いじゃん!なんて思ったことほど、無駄にならないですね。

 

まだその件は続いているし、考え方や手続き、どこに何を依頼するか、そういうノウハウをアドバイスはできても、それ以上のこと…決定するのはあくまで当人でありますので、気持ちを慮ると少々つらいです。

 

未練があるとかは100%無いし、別れて正解だったとも思っている。 でももし、別れてなかったら今もまだ元気でいたかもしれない。 正直なところ…やっぱりそんな歳で逝ってしまったかとは思うけど、「悲しい」という気持ちがわき上がってこない自分は、人として失格なんじゃないかと怖くなる。 そして子供にどう伝えるべきだろう、などなど。

 

私はその元旦とも面識があって、ぶっちゃけ「…5年持ったら御の字」と思うバランスの悪さがあったので、別れたと聞いたときも驚かなかったし、まぁ…あまり良い終わり方はしなさそうだなぁという、一種破滅型のにおいのする人物だったので、一般的には早すぎる訃報にもほとんど驚かなかった。 それでもね。 

人ひとりの人生が終わるということには、それなりの重さが纏わりついてくる。 良き人生でも、不本意な人生でも。 本人にも、周囲にも。

 

 

人間、シンドイことに向き合うって、実はなかなかできないと思う。

で、箱に入れてキッチリふたをして、ずっと深くに沈めておく。

 

だけど沈めたままではやっぱり苦しいんですよね。 苛むのです。

どこかで箱を開けて解放してやらないと。

 

箱に封じ込めたのは、その時点の自分は「それ」に相対峙できないから。 

向き合うには自分はあまりに非力で弱いから、箱に封じる。

 

成長して、地力がついて、覚悟を決める気力も持てて、初めてバカッっとふたを開けられるようにもなるわけで。 今がその時かどうかは分からないけれど、彼女にとっては向き合わねばならない状況となったわけですね。 もちろん逃げちゃってもいいとも思うけど。

 

彼女は今、蓋を開けようと、水底にもぐって足掻いている。 

せめてもと、私は細く光るロープを垂らしてただ待っている。 

必要となるなら、どうかそのロープを手繰ってくれるように。

 

そんなときにこんな声で歌われちゃうと切ないですね。

アニメーションもすっごい幻想的。

 


米津玄師 MV「海の幽霊」Spirits of the Sea

 

ちょっと落ち着いたら一緒に映画観に行こうかな。