昨夜からかなりの荒れっぷりで、札幌でも未明から断続的に雪です。
例年3月は、特に釧路など道東方面で、必ず大荒れになると20年以上昔に友人から教えてもらっていました。
それでも今回のように日高(ざっくり襟裳岬の西側)や十勝(ざっくり襟裳岬の東側)で、24時間に70cmの降雪とか言われちゃうと、もはや何もかもが止まる、災害レベルです。
しかも今日の雪、重い! べしゃべしゃの水含み雪。
そんな中、これは多分北海道外にお住まいの方は、ご覧になる機会はまずないだろうなぁと思ったので、TV画面を写したもの張り付けてみます。
北海道のローカル気象の「きょうの波」
波、高っ!ホントに大荒れなんですが、問題はそれではなく。
北海道以外では見られないのが、右側上から3番目「流氷」
ちょうど知床半島の北側あたりです。
私が子供の頃は、流氷って釧路まで来ていました。
港は完全に覆われて、海面は全く見えず、どこまでも氷原が続いているような感じで、観光も何も、見て面白いものではなかったです。
氷というか…存在感は岩石印象。
気味の悪いきしむような音がして、陰気で暗くて酷寒で。
早く春になって無くなればいいなぁ、とみんな思ってました。
その頃は海洋資源を豊かにする役割があるなんて、ぜんぜん知られてませんでしたから。
でもまず釧路の辺りに流氷が来なくなり、どんどんとその量も質も減り、薄っぺらになってきて…流氷観光船なんてものが人気になって。
船なんか出られませんでした。 航行できるなんてびっくりです。
私たち世代にすると、今の「流氷」は、え?蓮の葉氷(はすのはごおり)だよね、流氷ってこんなんじゃないだろ?感がどうしても抜けませんw
正直、あと20年もしたらまったく来なくなるんじゃないかと思ってます。 そのくらい変貌しています。
この「流氷」表示、北海道でももはや一冬の中で数えるほどしか見られないので、こんなのもあるのよーと、コロナでお疲れの皆さまに、コロナ以外の北海道をお届けしますw