mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて自分がギフテッドとやっと気づいた私。

あっという間に秋になりました。

 

ついこの間まで北海道でも33℃とかで、ひぃこら言っておりましたが、ホントに季節の移り変わりは早い。

 

えらいこと暑い日が何日もあったおかげで、風吹けば桶屋のように、ダンナにアート系スイッチが入って遠距離お出掛けしてきました。

今回書いているのはその発端です。 

 

発端はあまりの暑さに家にはいられない(北海道はエアコン設置していない家がまだ大多数。我が家も無いです)ということで、プライベートスペースで涼しいのは車。

ドライブに出かけようにもこの日はどこもかしこも暑い。どこか涼しいところは…と、思いついたのはここ。

tokukita.jp

ここの噴出している水はホントにびっくりするほど綺麗で、一時流行った(水にイイ言葉をかけると結晶が綺麗になるとかナントカ)あの類をうっかり信じそうになるくらい美しい。 キッラキラッキラに輝いていて、なんか特別なのよ、ここの水のきらめき。

そして涼しい~♪

水温が10℃以下、それが大量に湧出しているので別世界のように冷えています。 美しさも涼しさも写真では表しきれていないのが残念ではありますが。

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噴き出し口から一段下がったところの穏やかな流れの部分、水面の光の反射がアート作品のようです。

平日でも、多くの人が湧水を汲みに来ていました。 毎日毎週来る方もいらっしゃるし、かなり遠方でもここの水でコーヒー淹れるのにこだわる喫茶店があったりする。

 

水汲みは無料ですが、タンクは持参するか公園内のお店で購入するか。 吹き出し口は下った場所にあるので、駐車場に戻るにはちょっとした坂を上ることになるため、大量に汲むひとは台車が欲しい。 そんなときのために有料レンタル台車もあります(減価償却的良心料金w)。

 

その場で飲みたくなると思いますが、正直あまりお勧めはしない…頻繁に検査はしているけれど、エキノコックスの可能性ゼロではないので。

もちろん、沸かして飲むなら全く何の心配もないです。 

今の時代、山の生水は、どんなに綺麗でも日本の水道水で育った人には免疫耐性的にキツイかも。 私やダンナが30年近く前にあまり衛生事情のよくない国へ行った際言われたのが「子供の頃に井戸水を経験した世代は大丈夫ですけど、そうじゃないと慣れるまで大変で」ということでしたから。

 

で、涼しさ堪能して、ついでにどこに向かおうか…こんなパンフレットが目に留まり。

www.geijutukan.net

洞爺湖(とうやこ)芸術館・・・知らない・・・

でも砂澤ビッキ氏はアイヌ民族出身の彫刻家で、各地の美術館にも多くの作品がある著名な方です。 せっかくなので行ってみることにした。

ついでに洞爺湖町のブログも。

blog.livedoor.jp

この芸術館、1952年から2006年まで村役場として使われていた昭和薫る趣のある建物です。 私は特に手作り板ガラスが使われている建物がとーっても好きなのでワクワクする。

 

写真撮影、最初は作品が入らなければOKと言われたのですが、見学に入ってすぐスタッフさんがいらして、申し訳ないけれど建物内部もNGということで外観だけ。

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外観はHPにも載っているので、前庭の可愛らしい演出をご紹介

建物内部と言っても、展示室内で細かな意匠を写そうとすると、つい作品が写りこむような距離感なので無理ないですね。 写真撮るのに夢中になってうっかり作品に接触、破損してしまう危険も考えられますから。

 

でも窓からの眺めがすばらしく美しく、湖を渡ってくる風が心地よく、とてもステキです。 そもそも自然光主体で美術作品を観られる美術館って少ないですし。 

そこは劣化の心配がすくない彫刻の強味でしょうか。

 

この時は企画展で、個人所蔵品のビッキ氏の作品の小さなもの…文様を彫り込んだ魚や蟹、蜻蛉、鳥の小箱などが多数展示されて、常設のものと合わせて興味深かったです。

他には、残念ながら現在は休止されている公募展(洞爺村国際彫刻ビエンナーレ当時は合併前で洞爺「村」)の作品、並河万里氏の写真、そして石島成美氏所蔵だった初版や限定本のコレクション。 

どれも小規模ではありますが、とても丁寧に、大切に展示されています。

 

本当に不思議なんだけれど、こういうものって展示場所の規模の大小や、新しいか古びているか、豪奢か質素かどうかは全く関係なく、展示する側が作品に心を寄せているか、思い入れがあるのか、大切に思っているのかがちゃんと分かる。 その姿勢で同じ作家の作品がぜんぜん違って見えたりする。

 

ここはスタッフの方々が建物自体にも愛着もってらっしゃるのが窺がえて、お邪魔している間とても楽しい気分でした。 お天気もすっごく良かったのもラッキー♪

 

多分日本全国あちこちに、こういうごく小規模な美術館、博物館があるのだと思う。 地元でなければ知らず、ヘタすれば地元ですら知らず、情報もごく限定されてひっそりと息をひそめているような。

もったいなぁぁぁぁいぃぃぃぃぃ!

 

こういうものこそ都道府県のレベルで取りまとめて、観光アピールできないものですかねぇ。 大体のものが、そもそも知る手掛かり自体すっごくプアで極細。

自治体はそのHPに「わが自治体の見どころ」として記載してるけど、まずその情報自体にアクセスできないの、知らないから。

仮にアクセスしても、つまんないの。 そういうHP上の情報は、ほとんどが。

 

観光って言うとありきたりな行動パターンを思いがちだけど、もうそういうのつくづく古い。 観たいもの、経験したいものは昔ながらの「温泉宿で卓球」じゃない。 

この洞爺湖も、北海道民なら知らぬ者無い温泉観光地なんですが、温泉宿に泊まってのんびりなんて社員旅行とかでさんざんやらされてもういいの。 何回行ってもおんなじなんだもの。 宿自体を楽しむのがお好きな方はいいでしょうけど。

 

全く知らなかったこと。 そこに出向かなければ観られない、経験できない、味わえない何か。 残り時間がどんどん短くなる私は、そういうものに期待する。

 

実は砂澤ビッキ氏の彫刻自体はよく目にする機会はあったけど、今回観た小品はじっくり間近で観たことがなく、改めてその魅力に気付かされました。 特にダンナはすっかり嵌って、「音威子府村に行きたい」と言いだした。

www.vill.otoineppu.hokkaido.jp

・・・遠いよ? 日帰りで行くのは、ちょっと無理っぽいと思うんだけど、日程な~…。 ということで、長距離お出掛けと相成りました。 それはまた次の書き込みで。