mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

なんとなく自分は大丈夫!なんて思ってる場合じゃないと思うよ、多分。

 

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去年(2019)のミュンヘンクリスマス市にて。 今年(2020)はホワイトイルミネーションは開催されたものの、クリスマス市は中止となりました。

 

札幌、感染拡大状態です。

あくまで個人的な感覚ですが、医療崩壊の入り口の玄関マット踏みしめてるところから、ドアに手をかけて開ける瞬間…と感じています。

 

幸い私も、家族友人知人含めていまだ検査を受ける必要はなく、したがって陽性反応がどうとかいうレベルにも達していない状況ですが、それをもって

「自分は感染していない証明にはならない

・・・と、私は考えています。

こういう書き方すると一定数必ず悪意なくとも誤読する方がいるので念のため書きますが、これは

「感染していないと考えて差し支えない」ということ。

発熱も、その他の頭痛、強い倦怠感、嗅覚味覚異常などという症状も全く無い。

ですが、無症状の感染者もいることがすでにはっきりしている以上、もはや「感染していない」と断言できるほうが特殊な環境にいるという考えがまっとうかもしれません。

 

つまり検査したとかしないとか、結果陰性だったとかそんなことは置いといて、

「自分は誰かに感染させる可能性がある状態…かもしれない」という考えを持つことが大事かと。

 

例のGoTo以来、札幌も観光客がかなり増えた実感がありました。 街なかの観光客だけではなく、市内の大型店から、ふだん買い物に行くスーパーの買い物客の混みようをみても、人の動きが2月から3月にかけて出された緊急事態宣言とは比較にならないほど活発で、しかも警戒感が薄れている印象をうけます。

 

正直、何が原因で現在の状況になったかは、私なんぞがとやかく言うことではないですし、取り上げられている原因とされる要素で、よく言われている

「冬に向かって、気温および湿度が低下したからかも」

「GoToで人の行き来が増大したからかも」

「海外からの(条件付き)渡航の再開したからかも」

「GoTo以外でも、選挙投票や通勤などで外出機会が増大したからかも」

そのどれをとっても個人にどうにかできることではない。 GoToに「自分が」のっからないことは選択出来ても、やってくる人を止める権利は無いわけで。

 

先週あたりからメディアでもやっとこういう発言が聞かれるようになってきました。

 

医療崩壊というのが、コロナに感染して重症化した患者が、人工呼吸器や人工心肺装置が不足して使用できずになすすべもなく死亡に至る、と考えている人が多いようだがそれは全く違う。 急激増したコロナ感染者への対応で手が回らず、コロナを発症した患者が手当てを受けられないということではない。

コロナ感染者への対応で、医療関係スタッフが絶対的に足りなくなることはもちろんあるが、それ以上に影響が大きいのは、医療現場で感染者が出た場合、外来も、救急搬送の受け入れもストップせざるをえない。 その期間は下手すれば数週間に及ぶ。」

 

ちょっと目を離したすきに何かをのみ込んで喉を詰まらせた幼児。 信号待ちしていた歩道に突っ込んできた車にはねられた若者。 突然脳梗塞を起こして半身に痺れを感じた高齢者。 

階段を踏み外して落下転倒した誰か。 とつぜん重篤なアレルギー反応を起こした誰か。 食事後、食中毒症状にみまわれた誰か。 樹木の折れた枝に不運にも直撃された誰か。 何者かの暴力で重傷を負った誰か。

その「誰か」にあなたがもしなった時、受け入れ可能な医療施設がどこにも無くなってしまう。 救急車は来るかもしれない。 でもその救急車が向かえる病院はごく限られて、何時間も待たされた挙句に手遅れになる患者累々。

医療崩壊とはそういうことです。

コロナがーとか、そんな話じゃないんだよね。

 

手洗い。 マスク。 衛生状態キープ。

 ↓ いやさすがにこれはちょっと笑ったけど。

 

 

それはもちろんですが、それ以外の部分にも心を砕いてください。

 

高齢といわず、中高年以上のかた、冬場は水分摂取量がどうしても減ります。 マスクしてるとなお、渇きを感じにくかったり、ものが飲みにくくなってつい飲まなくなる。

医師から制限されているなら別ですが、そうでないならそれこそタイマーかけるくらいの用心で、こまめに水分取って下さい。 脳梗塞心筋梗塞、水分不足が引き金になることはいまや常識となっています。

 

そして、冬に向かって夕闇時刻がどんどん早まってきています。 札幌は特に、4時にはもう薄暗い。 帰宅時刻はすっかり暗い。 そんな中、冬物の暗い色合いのコートで狭い道を歩いて帰る。

見えてないって。 車から、見えないって。

歩道すっ飛ばしてくる自転車にも、見えてないって。

 

歩いてるとね、結構な距離でも「あ、人がいる」って分かるんですよ。 でもその距離、歩行者には「結構な」距離でも、自転車や車にとっては数秒。 気づいたときには避けようもない状態。

で、これまたやっかいなのは、その「人」がね、車が来てるのはわかってるの、ライトついてるから。 だからつい「車もワタシのことちゃんと認識してるよね」って考えちゃう。 いやそれ疑った方がイイ。 気づいてないって考えた方が絶対イイ。 多くのドライバーには見えてないよ、あなたは。 だから、こーゆーの、つけて!

 

 

↓ 多分ここがいちばん説明詳しそう。 価格も良心的。

 

腕や足に巻いて全方向から視認できるのが理想だと思うけど、ハズカシイとか思っちゃう人いるようなので、バッグの持ち手に巻くとか。

安いものは500円位なのでまぁ耐久性は何年ももつってモノではないとは思いますが、私が買ったものはもう数カ月、まだ一度も電池替えず、夕方の買い物(数日に一度、往復で30分前後)にかならずつけて歩いています。

 

これつけてると、車がかなり早い段階で離隔とってくれるのが分かります。 歩道走ってくる自転車も。 スピード落としてくれたり。

 

グリミスに代表されるリフレクター(反射材)も有効とされますが、それは車のライトが当たった場合なので、自転車のように光源がこちらをあまり照らさないときはちょっと弱いのですよね。

 

 もちろん無いよりずっとイイですけどね。

交通事故回避、年齢問わず本気で考えて頂きたいです。 

もちろん、三密を避ける、マスク、手洗い、大事です。

でも思わぬところにも伏兵あり。

 

あと、これから12月に向かい、お酒を飲む機会も増えると思います。 以前のような大宴会はなくとも、少人数でとか。 それでもつい飲みすぎて急性アルコール中毒に陥ることは、ホントに避けて。 あなたのためにも、医療関係者の方たちのためにも。

 

 

おそらく、報道されているよりも、札幌はじめ各地の事態は深刻と私は感じています。 なぜなら今日出かけた中規模病院がクラスター発生で外来、救急受け入れ中止状態となっているのに愕然としたから。

そこはコロナ以降、かなり手厚い感染対策を取っていました。 他よりも相当にしっかり取り組んでいた、にもかかわらず…です。 

そして、他にも同様の病院が出ているのですが、この状況は詳細に報道されている印象はありません。

 

状況は、緊急事態宣言時と同じか、それ以上に逼迫しているのかもしれず、しかしその認識は、あまり広がってはいない気がします。

 

GoToの諸々。 札幌は近日離脱するようですが、それはトラベル。 イートはまだ俎上に上がっていない。

この後どう動くのか。 この国の政治とメディアの底の底がみられるいい機会と、軽い絶望を抱いて眺めている。

いや、そんな場合でもないのかもしれないが。