mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

春がちょっと足踏みし…本買いに江別へ。

 

今日は晴れてます。 青空です。

今年の3月は、「あったかい~」「雪解け早い~」「もう冬終わりだよね~?」という会話で4月をむかえ、「あったかい~」「もう山も黒々してきて~」「もう冬じゃないよね~」なんて言ってたら、一昨日、昨日は雪でした…(+_+) 山白い。

 

ずいぶん前に気象台のオジサマが(まだ気象予報士システムの存在前のころ)「もう冬は(冬に限らず春夏秋冬)終わりですか?」という質問された時には「いえ、まだそうとは言えません」とお答えするのが基本的な対応です。 そういう質問(電話)が来るうちは必ずと言っていいほど季節戻りがあります。 ホントに季節が移ったら「終わりですか?」なんて質問は誰もしてきません。 というお話しをしていたのがものすごく記憶に残っています。 

というか、わかってはいるのです。 北海道では4月の下旬まで雪降ることは良くあります。 GWに雪降ったとか、やっと開花した桜に雪が降り積もり…って、何回も経験しております。

春は…まだ…くっ…泣いてなんかないっ! さっ…寒くなんかないっ! いや、寒いよ普通にまだまだね(+o+)

 

私のダンナは東京で生まれ育ったので、北海道暮らしはずいぶん長いけれど、やっぱり感覚的に違うことが多くあります。 今時期や初冬、雲をみて「あ、これは雪だ、じきに降りだす」と私がいうのがどうにも不思議だと言います。 「なんで『雪』だって分かるの? 雨じゃないって思うのは何故?」

「…だってあれは雪を降らす雲だもの」以外の説明ができません…う~む、フリンジっていうかへりの感じがびみょ~に違うかな、それとも全体的な質感かな。 気温とかも合わせて複合的な判断なのかな。

 

一昨日は一日の間に何度も空が暗くなるほどの勢いで雪が降り、札幌ではそうでもありませんでしたが、夏タイヤでは危険なほど積もったところもありました。 札幌から見える山も白さを増して。 

先週くらいまでは、今年の桜は4月のうちに開花するとの話もあったのですが、そんな話題もひそっとどこかに仕舞われてしまったようです。 そんなお天気なので、久々にダンナと一緒に本屋へ行くことにしました。

 

札幌の隣街、江別(えべつ)に蔦屋書店がありまして。

ebetsu-t.com

オープンは2018年11月。 当初はめっちゃ混んで落ち着いて本を選べる雰囲気でもなかったのですが、最近は平日なら距離もちゃんととれるイイ感じの混み具合です。

大好き。 入って正面の景色を見あげると、圧倒的な幸福感にすっぽり覆われる。

 

さて、コロナウィルスの感染状況が深刻度を増していると感じる方は、もはや少なくはないと思います。 特に変異型の広がりはおそらく報じられているよりも広範であろうと思わざるをえない。 相変わらず適切な対応が取られているとは、残念ながらどうしても思えない。

情報も、本当に知りたいところにアクセスするのがなかなかに難しい。

それでも6月には高齢者に、その後は順次一般にワクチンが接種されるはず。

 

そうなると「ワクチン、怖くない?」という声がちらほら聞こえてくるわけで。

私自身はワクチンに副反応はある、ということを十分認識したうえで、それでも接種することに迷いはありません。 接種前になにか接種不可となる問題が私に起きない限り(高熱が出る等)案内が来ればちゃっちゃと接種に向けて動きます。

 

これは私自身が、かつてワクチンを受けたおかげでその感染症の危険が大幅に減じたことを認識していることと、受けたくとも受けられなかったワクチンもあり、まぁ生後すぐで物理的に不可能だったのは理解していますが、もし受けていたなら感染はしなかった、あるいは軽微で済んだのだろうと身をもって知っているからです。

受けたくとも受けられなかったワクチンはBCG(結核)です。 私は生後数週間のうちに小児結核に罹患したため、BCGワクチンは接種できません。 ですが多くの人たちがBCG接種を済ませているため、私は安心して人々の輪の中に入っていけるのです。

え?それってどういうことなの? 結核にかかったらBCG打てないの? で、みんなが打ってるから安心って?よく分かんないな? そもそもBCGってワクチンなのに注射じゃないよね、なんで? なんなら注射じゃなくて飲み薬じゃダメなの? という方に。

ぜひ読んでほしいです。 

 

 

私が買ったので、2020年11月13日初版発行、明けて1月15日の4版でした。 いまどきなので刷ってる部数は昔と比較できないのでしょうが、それでも4版、売れてはいる、でも、もっともっと売れてほしい。 読まれてほしい!

 

いつまでかはわからないのですが、文春オンラインで抜粋紹介されてますね。

bunshun.jp

 

まず「感染症ってなに?」「ウイルスってなに?」「ワクチンってなに?」

辺りから始まって、個々の感染症、それに対応した個々のワクチンの開発の歴史、そして大事なのは「ワクチン開発・製造初期におこった重大事例」のリュウベック事件やカッター事件、日本でワクチンに対する不信感が激上がりしたMMRワクチンの件(←これについてはもっと詳しく書いて頂きたかったのだが)そして「副反応」についてもきちんと触れていること。

副反応は避けられないものであることを明示したうえで、ワクチンを接種しない場合のリスクも併記している。

 

ちなみにMMRワクチンのトラブルとその後のイメージはこんな感じ。

MMRワクチンとは3種混合ワクチンの(ムンプス=おたふく風邪・麻疹=はしか・風疹)一種で(3種混合は他にDPTがあった)、1989年から1993年にかけて、このワクチンを定期接種した子供に無菌性髄膜炎の発症がみられた。

183万人に接種したうちの1800人、死亡は3名(本の一コマには800人に1人となってるけどこれは?1200人じゃなかろうかと思うのだが。 厚労省の各PDFでも1200人の数値なのですよね)。

ニュースでも取り上げられ一気に「ワクチン怖い」「ワクチン危険」イメージ定着。

原因究明の結果、おたふくかぜワクチンを製造していた1社が、認可されていた製造法を勝手に変更、国の管理も不十分であったことが指摘されている。

 

要はちゃんと作ってなかったワクチンが問題だったわけで、通常であればここまでの高頻度で無菌性髄膜炎が発症することはなかったはず。 だが今に至るまで人々のイメージには「ワクチン打って病気になった子供がいる」…なのだと思う。

事実はちゃんと製造されていなかったワクチン打って病気になった子供がいる」だから国は生産部門をしっかり管理し、安全を担保すべき。 

そのうえでワクチンによる「副反応」事例の100%回避は現実的には不可能である以上、重大事例についてしっかりサポートを!

という方向に変わっていかなければ、この先も「よく分からないけど、なんか怖い。 絶対打っちゃダメって言う友達がいるし~ネットでも~…」という泥沼に浸かっちゃう人は減らない。  

 

知識が不安を解消する。

顔も知らない、よくは知らない誰かが、根拠もデータもきちんと提示しないまま、大声で煽るようにアピールしている言葉に、だれでも惑わされそうになるのは仕方ないことだと思う。 かつてそういう人物の巧みな演説で、とある国が悲惨な状況に引きずり込まれていったのはご存知のはず。 国という大きな集団ですら引きずり込まれる。 その発端は個人が幻惑されていった、その連鎖。

 

実は惑わされているかどうかは簡単にわかる。

基本、不安をどんどん大きく煽る。 あるいは焚き付けるようにどんどん気分を高揚させようとする。

大事なのは、疑問点を質問した時に、きちんと信頼性のある根拠やデータを提示して質問に答えてくれるかどうか。 落ち着いて考えさせてくれるかどうか。

なので、相手が「~だから~」という「~」が、信頼できるものかどうかを見極められるスキル、大事。 鵜呑みにせず、ここがよく分からないと問いかける姿勢、大事。

 

ワクチンを接種する、しない。

そのどちらでも自分自身が確固たる信念をもって行動するなら、私はその決断にとやかく言える立場にはありません。 思うところはもちろんありますが、私に強制権はありませんのでね。 

ですがもし「なんかよく分からないから、何となく不安…だから何にもしないほうがイイのかな~…」という方、ぜひぜひ、ぜひ!ご一読を! もっかい貼っちゃうw

 

 

強くおススメいたします!