mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

とても晴れやかな秋の空なのに。

 

9月2度目の三連休、どちらもあちこちで台風絡みの荒天で今回もひどい被害が出ているのに、結構な経費かけたイベントやるんですね、国は。 それがどういう人間であろうと訃報に接すれば悼みの言葉を口にするくらいのことは人として最低限の礼儀であると理解はしていますが、それは強制される筋合いはないこととも思っています。

誰に対しても「あんな奴死んでよかった」という言葉はよそ様の前で口にしませんが、必ずお悔やみの言葉を口にするわけではないです。 黙殺する自由はあるわけで。

 

なので「弔問外交」なんて「あの国葬」の直後によく言えるよと思いつつ、早い時期なら上手に縮小して支持上げることもできたろうに、なんでこんな下手打つかと眺めていました。  

 

 

いきなり話が飛ぶようにお感じかもしれませんが、JR札幌駅の高架下にある駅直結の商業施設「PASEO:パセオ」が今月末で営業終了となります。  

ここは1990年にフルオープン(一部営業開始は1989年)したのでもう30年以上、途中で大規模リニューアルしながらも、最近は何となく古びたのどかな、あるいはうっすら寂れた感のある雰囲気があってけっこう好きだったのですが。

 

2030年に札幌に北海道新幹線が乗り入れるため、その駅舎などの大規模工事が既に周辺でじわじわ進み、ここにきて駅含めた工事が本格化するため閉鎖されます。

 

2030年とはどういう年なのか。 

 

「2030年冬季オリンピックを札幌で!」という動きが、特に東京オリンピックからとても露骨になってきていました。 もはや決定事項のように。 アンケートの結果、札幌市民は誘致に賛成が多数!なんて報道がガンガン流れていました。

くわしく検証してゆくと、そもそものアンケートの設問自体が非常に恣意的で、はっきり反対意見を表明できる設問になっていない、しかもその配布先が「一般市民」というには「妙に偏って」いるとの批判も噴出。 別の複数の調査ではほぼ半数(以上)が「どちらかといえば反対」という結果も出たとか、もうね。

 

新幹線の札幌への乗り入れが、冬季オリンピック開催を前提にしていると言われれば「だよね」というくらいの印象です。 それとも逆に新幹線乗り入れの口実にオリンピック誘致もちだしたのか。 まぁなんにせよ利権で潤う方がおいでなんでしょう。 

そしてそれは糾弾されることもなくその連中丸儲け…と白けきっていたら風穴があきました。 今のところ「やっぱりねー」というような顔ぶれの聴取やら逮捕ですが、葛の蔓が伸びて絡みつくように包囲していってくれることを期待しています。

 

夕張シューパロ湖にかかる新白銀橋

北海道民として札幌市民として、今回の国葬儀に奇異に感じたことがありました。

北海道の知事は無所属とはいえ自民寄り。 公務として出席するとの表明には「だよねー」でしたが、札幌市長がほぼ即答で出席するとしたことにびっくりしました。 

うーむ、強いて言うなら市長は夕張出身。 そして現知事は財政再生団体となった夕張市に支援の一環として東京都から派遣されて夕張市の業務を支援し、その後夕張市長に選出され2期を務め、さらに知事選出馬して今に至る。 

市長の故郷・夕張に東京からやってきて支援するということがどういうことなのか、旧産炭地自治体で育った私にもイヤというほどわかります。 キッツイよな。 水が美味しい空気が美味しい夕張メロン食べ放題北海道サイコー!ってだけじゃないから。 

そこに派遣されてさらに火中の栗拾い的な市長職2期も勤めようなんて、最近の言い方の「感謝しかない」と思ってる人は多いのです。

そうなると関係性は悪くないのだろうとは思うものの何で?

 

と思ってたらIOCのバッハ会長が出席するんですって。

あぁ、そゆこと。 

2030年、札幌以外に決まったとすればそういうことなんでしょう。 知事と市長が並んで誰かと膝詰め談判しなければならないって、けっこう大ごとですもんね。 いい隠れ蓑になりますね。 そういう意味では「弔問外交」の一種ですねぇ。

 

私は何度か書いていますが

 

mouratta.hatenablog.jp

札幌は2030年の冬季オリンピックに名乗りを上げる方向で話を進めていて、それが今回の東京の再現となるなら私は賛成できない。 この街でふたたびオリンピックの聖火が灯る…ということは市民として正直ウレシイと思わないでもないが、とんでもない金額のカネが特定の誰かのポケットに吸い込まれていく、そんなイベントなら謹んでお断り申し上げます。

それは教育に、医療に、人々の生活に使うべきもの。 

そもそも「パンとサーカス」なのだ。 

パン無しサーカスのみで誤魔化しつづけられると、もしかして本気で信じてる?

 

と考えていますし、その考えは今も全く変わっていません。 2030年の次でも、その次でも変わらないだろうと思います。 アスリートの最高峰の活躍を胸躍らせて観戦するということだけならはなしは違うけど。

 

今回の記事は「そゆこと」が杞憂であればいいなぁとおもった独り言。 気が済めば後日消すかな。