mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

本気で困ってはいないけど、どうやら特異的らしいこと、いろいろ。

何でこのブログを始めたか…最初の記事は、こちら

 

 

相貌失認の症状とまでは言えないと思うのですが、人様を見分けるということに、ちょっと問題あるかも。

その人個人の容貌キッチリ覚えているのではなく「根源的なパターン特徴」などで分けてるっぽい。

そして女性らしからぬ観察眼の欠如もあります。

 

会社勤めの頃、毎回驚愕してたのは、女子社員の定番会話の「わ~髪切ったんだ~、似合う~!」とかってやつ。

・・・私はまったく気づかないんです、それ。

オンナノコたちがきゃいのきゃいのと騒ぐのを・・・( ゚Д゚)・・・と、感嘆してましたw

 

「すごいな、よく分かるねぇ」と私が言うと、例外なく「え?だって全然違うじゃないですか!分かりますよ!」と言われてしまって毎回地味に凹んでました。  同じように『ヅラ』見破りも苦手でした。(でも最近ちょっとスキルあがったと思うw)

 

女優さんとかモデルさんとか、別人を同じ人物とよく間違えます。

俳優さんも時々間違えます。

これも「ぜんっぜん違ってるじゃん!」と笑われるんですが、私にすると同じなんだよなぁ…多分、手がけた医sy…いやなんでも無いですw 単純に、流行りの(化粧)顔で同じ傾向だってことでしょうか。

 

それと真逆に思われるかもしれないのですが、私にとっては類似なこと。

AさんってBさんとなんとなく似てるよね。と言ってたら実は姉妹だったとか、いとこ同士だったとか。 なんか似てない?と聞いても、周囲はだいたい「?・・・そう・・・(どこが)?????」って反応なんですが、なぜか共通する雰囲気を嗅ぎわけるようです。

 

これって、どういう状況?と疑問に思われますかね。 社会人時代、時折、採用面接とかすることがありまして。 当時そこそこ人気のある業種だったので応募も多く、姉妹とか友人同士で受けに来るって人達いました。

姉妹で片方既婚で苗字変わってるってことあり、面接の時点では気付かなかったものの、妹さんを採用し、半年後くらいに「実は姉が…」と言われたり。 他にはたまたま行ってたお店のマスターと、取引先の社員さんとか。 う~む、どこが、何が似てるって具体的には言えなかったのよね、でも私が感じる「似てる」は、確実にあったわけで。

 

 一見別のモノっぽいけど、根本に同一性があっておなじカテゴリーのもの・・・というのが、何となくわかる。 「おまとめ上手」って自分で思ってるw

この能力はいわゆるマーケティング的な仕事で有効でした。 『合う』『合わない』の判断とでもいうんでしょうか。 要は、銀座でステキなものを原宿に持ってって、同じようにステキかい? ということって言えば近いかな。

銀座で売れるものなら、このお店に持って行けばハマる。

原宿でウケてるものだけど、この人には合わない。 などなど。

同じように、この店って? この人って? という分析を考えるよりも感覚でやってしまいます。 仕事で販売の現場に立つこともたまにあったのですが、初対面のお客様にお勧めしたものが、ものすごく周囲に評判よく、いままでああいう物は絶対にチョイスしなかったのに褒められた、と感謝されることがよくありました。

 

この流れなのか、あまり喜ばしくはないのですが、カップル…恋人同士、夫婦、その永続性もかなりの確率で当たります。 続かない人たちって、パッと見て「合わない」んです、雰囲気が。 年齢とか、育った環境や考え方、国籍、時には性別、それは関係なく、並んでいる二人の姿が、不自然なんです。 どんなに仲良さげでも。 もちろん絶対、訊かれたとしても言いませんけど。

 

他には、特に誰に説明されたわけでもなく「あ、そう言うこと」と解ってしまう。 ギフテッドの特徴の一つに以下のような特徴がありますが、

一般的にギフテッドは同年の人間より速く、深く、広く学ぶ。高い論証能力、独創性、好奇心、想像力、洞察力、芸術性、共感的理解、豊富な語彙、優れた記憶力を持つ傾向にある。わずかの反復で全体概念を修得しやすい傾向がみられるが、個人差がある。

「ギフテッド」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版Wikipedia

  2016年9月19日 (月) 06:12 (日時は個人設定で未設定ならばUTC より抜粋し引用。

まさに会話などのほんのかすかな手掛かりで「あ、そうなの」と妙に達観してしまったりする。 で、こういうことって実は「お察しください」とか「言わせんな恥ずかしい」的「それは言わない約束でしょ」というような事柄に多かったりするので、下手に口に出すと総スカン喰らう・・・というのも若いころは理解できなかった。

 

そのくせ、バレバレの嘘でも、言われたことは基本そのまま信じる。

TVとか、壇上で演説してるならそんなことはないのだけれど、直接目の前で実際に、私に対して語られると、言われたことを基本疑えない。(冗談は分かります。完全に「嘘」をついている場合のことです。)かなり時間が経ってから、「あ、あれは嘘だったのかぁ・・・」と気づく。 時間経過はその時によります。 数秒の時もあれば数年のときもあります。何十年経って、ふと「あぁ、あれって…!」ってこともありました。

 

これは30代の半ば以降に大分クリアできるようになってきました。 一度そういうことをされた相手のことは忘れないから。 時にはそういう相手でも2度3度と「騙される」。 「あぁ、また嘘だ」とわかっても、信じてるふりをして会話します。

それはその相手が、私に「嘘ばれてる」と気づかないように私が巧く話せているかどうかを確かめるため。 不思議なものでそういう人って、絶対ばれてるって思わないのね。 こっちをよっぽど薄ノロだと思ってるんだなぁ…。

 

「それは言わない約束」的な話では、高校3年生、就職やら進学やら、進路がそろそろ決まり始める時期。(言っときますが今から30年以上昔の話です。今の基準で考えないで下さい)

私の通っていた高校は「普通科」と複数の「職業科」がありました。 田舎で進学率も低くて。 そういう所だとお分かりかと思いますが、就職先の最高峰は地元の「信用金庫」「役所」「農協」「漁協」とか。 そこには校内最高レベルの卒業見込み生徒が推薦されるわけです。

 

その年は、普通科の女子Aちゃんと、職業科のBちゃんが推薦されて…下品な物言いではありますが見た目はどちらも文句なし「綺麗・可愛い」レベル。 そうなれば当然成績がモノを言うはずで、そりゃ普通科が有利・・・だったのが、あにはからんや普通科Aちゃんは落ちた。

これは正直、校内騒然としました。 

性格もひいき目ではなくAちゃんのほうが良かったし、真面目さっていう点でもAちゃんに軍配が上がってた。 田舎の高校だけに、小学校からどっちも知ってるよ~って友人が多いため、子供の頃からの人柄の継続観察がなされてるわけで。

 

Aちゃんが落ちた理由として考えられるのは、ただ一つ。 Aちゃんの母親は幼いころに病で他界しており、今の母親は継母。 金融機関は(当時)とにかくその類のことを嫌った。 親に離婚歴がある、再婚歴がある、片親、養子、などなどは避ける。

それが理由だなどとは絶対に口が裂けても言わないが、明らかにあった。本人が何の問題もなく育っていても、今がどんなに幸せな家庭でも。

 

誰に教えられたわけではないけれど、「あぁ、だからか」と理解した私は、Aちゃんに問題があるわけではなくこれは社会、世間の問題だ、というつもりで「Aちゃん、実のお母さんじゃないから・・・」と良かれと思って言った一言が、そりゃもう大顰蹙。 仲良かった友人たちに取り囲まれ、つるし上げ喰らいました。

 

今なら分かりますが、その時はこっちも16、7のお子ちゃまですから。とはいえ、何が「良かれと思って」だ、幼いにもほどがある。 その場に行って自分の頭部、思いっっっきり上履きで叩いてやりたいw

まぁ・・・幸い・・・と言っていいのかな、私に食ってかかった友人の一人が、あまりに気が収まらなくて、家で親御さんに私の非道を話したところ、

「・・・・・・それは、もーらった(←私)の言うことが当たってる。」

「人様のお金を扱う以上、かすかな醜聞も許さないのが金融機関だ。」

「そして世の中には、偏見ということがあるのだ。」 

と、大人の見解を述べてくれたそうで、翌日ゴメンと謝ってきてくれました。 今だったら、親も「なんだその差別発言!」とかってヒートアップしてクラス中から無視されたりしちゃったりするかもね。

 

「どうしてそう言うことわかったの?」と聞かれても、具体的な返事は思いつかなかった。 ただ、いわゆる大人の世界の話は断片的にでも耳に入ってくるし、その断片で、十分あれこれ理解できる傾向は子供の頃からあった。

 

こうして書き出してみると、アスペルガー的な特徴ありますね。

この間web上にあるアスペルガーの簡易テストやってみたら普通よりも低めで、そうじゃないって結果だったけど。

  

 

私は「ギフテッド」です。

そして2Eと呼ばれるタイプで「算数障害」を抱えています。

 

算数障害については心底困ったものでしたが、 それ以外のことはあまり日々の暮らしでは不自由とも思わず、気にもしてはいませんでした。

でもどうもものごとの認識について少し特徴的なことがあるようです。

ただ、これについてはギフテッド全般ということではなく、その特徴の内容や有無についても個人差が大きいように思います。