mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

ちょっとひと息・・・(-。-)y-~(←この顔文字w) 私はもう煙草は吸わないけれど。

義父を見送って、間もなく七七日を迎えます。

様々な手続きもだいぶ目途がついてきました。

来週には納骨です。 ほっと一息って感じです。

 

タイトルの「ひと息」の顔文字がいかにも喫煙表示で、ずいぶん長いことそういう時代だったんだなぁ~と今更ながら思いましたが…実際はまだまだ喫煙が「ひと息」「一服」という方は多いのでしょうね。

で、煙草について書いておこうかなって思って。

あ、私は今は、煙草吸いませんよ。

 

私自身は結構長いこと喫煙者でしたが(北海道は昔から全国の中でも女性の喫煙率高めでした)2011年10月28日から…(多分その日から)吸っていません。 もうすぐ丸7年。

 

算数障害で日にちの記憶がものすごく苦手なワタシが何故そんな細かい日にちを言いきれるかというと、吸わなくなったことを認識してからよくある『吸ったつもり貯金』を、大振りのグラスにチャリンと入れてたからです。 そのグラスに日付を付箋で付けていました。(多分)というのは27を28にムリヤリ書き換え訂正してる跡があるのと、吸わなくなった日なのか煙草を買わなくなった日なのか覚えてないので。

 

自分でも意外なのですが、煙草を止めることはそれほど苦痛ではありませんでした。 そもそも「止めたつもりはない。ただ吸ってないだけ。」 吸いたきゃいつでも吸うし、という感じでいました。

まぁそれが7年続いたわけです。

もう吸うつもりはないですけど。

 

何故かというと、禁煙者の多くが言う「臭い」です。

これは不思議なんだけど、元々から非喫煙者の方よりも禁煙した人のほうが、より煙草は「嫌な臭い」認識してる気がする。 

 

何というか…単なる煙の臭いというよりも、その煙に含まれて拡散している有害成分を感知してるような。 身体に悪いぞコレ感半端ないw そして本当に微かでも、その臭い、分かる。

 

飛行機やら新幹線やら…今は禁煙となっていますが、困るのは隣に乗り合わせた方が喫煙者の場合。  吸ってらっしゃらなくてもやはり臭いがするのです。 まして吸えないということで直前に吸い溜めされたり、喫煙所に行って吸って来た状態で隣に座られると…これ相当苦痛です。 

まさか自分がそうなるとは思わなかったので、本当にビックリしました。

 

喫煙者にすれば、ちゃんと喫煙所で吸ってるし、そこまで嫌われるって何なんだよ、だいたい吸うたび税金納めてるんだぞ!なんて気分にもなるでしょうけれどねぇ…(^_^;) うん、私もそう思ってたよ吸ってる時は。 

でも吸わなくなったら両方の言い分が体感的に理解できて、やっぱり吸わない人の言い分に軍配が上がるなぁと思うんですよね。

 

だって臭いが移るんですよ、隣に座られただけで。 自分の服とかが煙草臭くなる。 私も吸ってる時は全く気づかなかったのですけど・・・決して大げさに言ってるわけではなく本当なんです。

例えば自分の横に、泥だらけとか生乾きの絵の具まみれの汚れた状態の人が座って、自分の服が汚れたら誰だって嫌だろうし、迷惑だとほとんどの人が思うはず。 で、臭いはOKだろうよとはならないと思うのです。

 

 

吸わなくなって、何が一番変わったか。

 

 

咳き込まなくなった。 痰が激減した。

モノの香り、味がすごくよく分かるようになった。

ご飯めっちゃ美味しい(←体重増加したw)。

歯が黄ばまない。 肌のツヤ改善。

部屋が汚れない。

どこに出かけても、めんどくさくない。

でもその反面、どこかに出かけようとするとちょっとメンドクサイ。

 

この咳き込まなくなった、痰が激減したは、劇的です。 吸ってる間は自分でもどれだけ咳き込んでるか、痰が出てるかって自覚ないんですよね。 吸わなくなって2,3日で、あれ?朝起きた時、何かラク?と思い始め、1週間経つと呼吸が楽になってるのが分かります。 

 

モノの香りは、食べ物とか緑の中にいる時の木々や草花の匂い、雨が降りだした時の匂い、雪が降る時の香り、通り過ぎた人の香水も。 なので、一時流行ったものすごくキツイ香りの柔軟剤はまさにテロ並みでしたw 最近は大分ああいうの廃れてきたようで助かります。

その結果、ホントにご飯が美味しい (*ノωノ) 体重むくむく増加したw

でもこの話すると特に医者は「禁煙したからご飯が美味しくなって太るってことではない」みたいな言い方するんですよね。 口が寂しくて何かしら食べちゃうんだ、というような。 う~む、そうかもしれないけど、香りがよく分かるようになると、モノは美味しくなりますよ。 逆に風邪とかで鼻が利かない時って何食べても味判らないじゃない?

そして煙草から摂取してた有毒物質を分解・排出するエネルギーが要らなくなるわけで、その余ったエネルギーは結局蓄えられるのか?とか。

 

歯が黄ばまない。 これはもう、咳き込みと同じく劇的!

肌のツヤ。 これは劇的までは行かないけど、明らかに違ってくる。

部屋が汚れない。 

壁紙の汚れ、食器棚とか照明のガラス類の汚れ、カーテンの汚れ。 特にレースのカーテンは自宅でも洗えるものが多いですからね。 洗濯機にいきなり放り込まずに、洗面台で一度洗剤液に漬けてみたらいいと思う。

もんのすんごーーーい汚れてました。 今は感覚的には当時の1/10くらいの汚れ方。 外からの埃だけだとこんな程度しかないのかと驚いた。

壁紙も経年変化だけだとこんなに黄ばまないのかと、これも驚いた。

 

そして、どこに出かけてもめんどくさくない。

今はタバコ吸える場所、限られてきてますから。 吸いたいときに吸えないかもしれない、喫煙所はどこにあるんだぁぁぁ!って恐怖感から無縁でいられるのは楽です。 煙草買わなきゃとか携帯灰皿持ったかとか。 

元々、世間が喫煙に厳しくなってきた頃から(十数年くらい前かな)家以外では吸わなくなってました。 嫌がる人が我慢してるのを感じて申し訳ない気持ちになるなら吸わないほうが気楽だったのと、喫煙可能な場所かどうかをいちいち確認するのがメンドくさいと思って。

 

ただその反面。 

どこかに食事に出ようかとか、ちょっとお店に入ってお茶飲もうとか、タクシー乗るとか、完全禁煙ではない場所もまだまだ多い。 そして上に書きましたが、飛行機や電車、バスの隣に乗り合わせる人が煙草臭いのを避けられないことが多いです。 きっつい香水とかも迷惑ですけど、臭いって難しいですね。 その対応はちょっとメンドクサイです。 

「喫煙」と、ハッキリと表示してくれればそこに近づかなきゃいいんですが、単にエリアを「ここから禁煙」って区切ってるだけの「分煙」だったりするとほとんど意味ない。 エアカーテンまでちゃんと設置してるお店ならまだいいけど。

 

時々、喫煙可の席に座ってたのに、隣席から「煙草吸わないでください」って言われてモヤモヤなんて話題が出たりしますが、まぁ…そういう人もいるんだなぁと思います。 それはそういう人「個人」の問題だと思うのですが、そこから非喫煙者と喫煙者のバトルに発展するのは見ていてちょっと悲しくなります。

 

私個人は昔吸ってましたんで、喫煙可な場所で一服してるのに文句言われれば腹立たしい気持ちになるのは分かるし、もう一方の、どうしてもこの店の…例えばなんちゃらかんちゃらティーが飲みたい、やっと来られた、禁煙席に空きがないけどそんなに待つ時間は無いし、えーいいいや喫煙席でも、え、でも座ってみたらすっごい煙草臭くて耐えられない、みたいなのも分からなくはないです。 私はしかたなく喫煙席に座った以上は諦めますけど、あきらめきれない人もいるんだろうし。 そういうのを含めてメンドクサイです。

 

煙草をやめるかどうか。

私はこんな風でした。 あまりご参考にならないかもしれませんが。

 

煙草を買うのに年齢確認を徹底するため、カード導入するとかしないとか。(タスポ?自販機ではそれ使わないと買えない)そんなカード作る気にはならなくて。 となると、コンビニとかで対面販売で買うしかない。

 

私が吸わなくなった当時住んでいた部屋はコンビニまで歩いて6~7分。 しかも緩やかだったが上り坂。 この環境が絶妙にストッパー。

夜にストック切れたりすると、半日以上吸わないことがザラ。 土日はあちこち観光に出かけることが多かったので、外では吸わないようになっていたため丸1日以上吸わないことも珍しくなかった。(当時は大阪にいたので、それこそ北海道育ちの私はがっついて市内はもちろん京都奈良神戸などなど関西観光に毎週出かけておりました。)

 

え?じゃ、吸わなくともよくない? と思って、買うのをやめてみた。

・・・特に「吸いたいぃぃぃぃ!」ってこともなく、日々が過ぎていく。

正直「あ、今ちょっと吸いたいな」と思うことはあったが「買いに行くのメンドクサイわ」と思うとどうでも良くなった。

 

そのうち、灰皿がじゃまになり、仕舞う。 愛用のジッポのライターもオイル買うこともなくなって、仕舞う。 使捨てライターはお香炊くのに要るので手元に置いてたが。 

閑話休題:終いにはジッポのオイルを処分するのに困って白金カイロ取り寄せて買った。←買って良かったwホントによかった。 

 

数カ月経った頃、煙草吸う夢を見た。

多くの人がそうらしいのだが、目が覚めた時もーのすっごい(吸ってしまった!)(あぁ!夢だ!吸ってなかった!)(オレ一体何やってんだろう…)(ホントは煙草吸いたいと、まだ思ってるのかなぁ)

という感情の嵐に苛まれるらしいのですが、私は全然そうではなく。

 

夢の中で、めっちゃくちゃ美味そうに煙草吸ってたんです。

美味そうで、幸せそうで、楽しそうで、嬉しそうで、ポジティブの極みw

 

目が覚めて思ったのは、あ~、今まで長いこと煙草吸ってきて、それこそ何千、何万回煙草吸ってきて、今の夢みたいに美味しく吸ったことって何回あっただろうか…ということでした。

いかに惰性で吸っていたか自覚したというか…粗末に吸ってたんだなぁ、煙草に悪かったなとw で、もういいやと。

 

お金の面は、やっぱり「吸ったつもり貯金」してみるといいと思います。 当時はまだ今よりかなり安かったはずだけど、それでもずいぶん貯まりました。 吸わないのが普通になって、1年経たずにいちいちチャリンしなくなったけど、最終的に数万円ありました。 全部硬貨なので重いけどw

 

 

でもね。 白状しますが、今も猛烈に吸いたくなる瞬間があります。

それはただこの時。 Suchmos観てるとねぇ。

 

 


Suchmos – MINT [Official Music Video]

 

 

 


Suchmos "808" (Official Music Video)


[Film] Pacific / Suchmos

 

 

 


Suchmos - STAY TUNE [Official Music Video]

 

そうなの、煙草ってこんな風に吸うものなのよね、多分。

いつか、そんな風情は消え去ってしまうのだろうか。

それこそ、紫煙のように…

久々に見返してみたら随分喫煙シーンがカットされてるような気がしましたが…気のせい?