Charlie Watts, forever in our heart!
…とKeith RichardsのofficialKeefが呟いて、やっぱり…ホントにそうなのか…としばらくしょんぼりしていました。 ストーンズは正直年代的に乗り遅れてはいるのです。
年嵩の兄がいなかったらリアルタイムでどこまで聞いていたか分からない。
それでも耳が大人になってくるにつれ、ストーンズのミック、キースは凄いけど、チャーリーじゃなかったらここまでなっていなかったかもという気がした。 彼の土台はどっちかっていうとR&Bよりもジャズの方向性が強くて、だからこそのストーンズだったのかとかね。
私はジャズがどうにも苦手であまり聴けないのだけれど(時折り混ぜる不協和音やリズムの崩しがダメだったり、あとは楽器の音自体が苦手ってこと多いので)あ、こういうジャズなら気分よく聴けるんだなぁと思ったり。
お願いだから再販して!「from one Charlie」
自分が若い頃には、かつてひと時代築いた方の訃報を聞いても、「昭和の星がまた一つ消えた」的な物言いを聞いても、へぇそうですかね、くらいしか思わなかった。 けれどさみしいものなんだなぁ…自分の身に降りかかってこないと分からないものですね、人間。
忌野清志郎が亡くなった時私は鎌倉のホテルにいた。 TVで安住アナウンサーが忌野「セイシロウ」と何度か読み間違えて「あぁ良かった、清志郎じゃないんだよね、違うよね!」なんて。 もう本当には何が起きたのか分かっているのに、間違いだ、違うと信じ込もうとしている自分に呆れつつ。 何度目かの間違いの後に、横に座っていた渡辺えりさんが訂正し、あの時の気分は何というのだろう。
なんだよ安住クン、キヨシロー知らんのか!なんだよセイシロウって。まったくもう。 渡辺えりさん、GJです。 そうなんですよキヨシローですよ!
でもそれが訃報だなんて。 嘘だよな、キヨシロー。 だってこないだあんなにカッコいいステージをさ。 でも入院してたんだよ。 知ってるよ。
覚悟は…覚悟はしていたよ。 「衝撃に備えよ!」って、分かっていたよ。 準備はしていたよ。 でもそんなもん、何の役にも立たなかったよ。 ロンの言う通りだよ。 フレディ・マーキュリーの時もそうだった。 ただただ寂しくて、虚ろで。
かつて夢中になって聴いていたミュージシャンがどんどん歳を重ねて表舞台から去っていく。 ある日流れてきた訃報で「あの頃」を思い出す。
薄暗くって、ごちゃごちゃで、キラキラしてて、大声が飛びかってたあの頃。
見回せば「あの頃」に自分の周りを取り囲んでいたすべてのものが薄ぼんやりと古ぼけて、掠れて色あせて。 跡形もなく消えたものも沢山。
だよねー。 自分だってこんなに歳取っちゃってさー。
それでもね。 歳取るって案外悪いことばっかりでもない。 若い時にはぜんっぜん分からなかったけれどもね。
まだ2週間経っていませんが、先日ワクチンの1回目接種を受けてきました。 モデルナです。 その後になって異物混入とかいろいろ報じられてますが、副反応らしい副反応もほとんど無く過ごせたので拍子抜けしたくらい。 数日倦怠感は続いたのですが、副反応かどうかは分からないくらいでした。 9月の半ばに2回目です。
若い方ほど発熱など出やすいのかもしれませんね。 それでも渋谷の大行列を見れば多くの若者がワクチン接種に前向きなことが分かって嬉しいのと…それにしっかり応えられない行政というかオトナの情けなさが申し訳なく腹立たしく。
※異物混入怖くない?という問いを友人から聞かれたのですが私の答えは「分からん!そもそも異物がなんなのか特定されてない時点で判断できない。」です。 個人的にはあんまり心配してません。 だって昔(50年くらい前)ガラスアンプルの注射液の時なんて、ヤスリで傷つけてポキッと折って開けてたので薬液内にガラスの細破片入りまくってましたから。 看護婦(婦:当時なので)さんたちできるだけ吸わないようにしてました。 今の容器になってからも封素材を注射針で削っちゃう問題はずっとあったし。 あと、別の話ですが事故で取りきれなかった異物がじわじわ何年もかけて皮膚表面に出てくるとか経験してるので「異物」に対して危険認識が弱めw
※2021年9月2日追記
昨夜厚労省からモデルナワクチン異物について物質の特定ができたとのことで発表がありました。 ステンレス細片だったそうで。 厚生省サイトに掲載された武田薬品から発表されたPDFのアドレス貼っときます。
https://www.mhlw.go.jp/content/11126000/000826588.pdf
ですが、大元をたどれば「オリンピックやったし、フジロックもやったし、パラリンピックもやってるし、いんじゃね? っつーか逆にオリンピックとかOKだったのは何で? あれがOKならこれだってOKじゃね?」という考えがベースにあっても不思議ではないです。 パラリンピックの小学生観戦だって、千葉のああいう事例がでることを危惧して止めるべきとの声はさんざんあった。 で、結局はああなって。
誰の都合でまわってるんですかね、世の中は。
最近つくづく思っているのは、
「公共の施設は国民・市民の税金が投入されている」
→「だから赤字を垂れ流して税金で補填することは許されない」
→「赤字施設はつぶせ!黒字化できないならつぶすか民間に払い下げろ。」
これ絶対間違ってる!
本来カネがかかり、個人負担ではまかないきれないものを、公的なカネで維持し、広く国民・市民にその恩恵を受け続けてもらうために公共でまかなうのだ。
それは種をまくこと。
それは種に水を注ぎ、未来に向けて育てること。
教育、医療、文化。
これで即儲けを出さねばダメだなどと考える政治家や組織はそれこそダメだ。 人々が「学校で学ぶ」こと、「絵画や彫刻を美術館でみる」こと、「一流の音楽家の演奏を音響効果の計算されつくしたホールで聴く」こと、「とんでもなく稀少で高額な学術書を図書館で閲覧できる」こと、「怪我や病気の時、病院にアクセスして保険治療が受けられる」こと、そして
「感染症が蔓延し、生命の危険がある時に有効なワクチンを無料で接種できる」こと。
とりあえず、コロナウィルス対応のワクチン確保と接種について、進んでいる(私だって1回目は受けられたわけだし)のは認めるし評価します。 でも文句言いたいことはめっちゃありますからね。
それ以外の部分でも。
「皆様からお預かりした大切な税金を無駄にするわけにはいきません!」
こんなもっともらしい物言いで、大事なものをいとも簡単に潰していく(いった)連中は、ホントのところいったい何を考えているのか。
そういうのがねー、透けて見えるようになったのも歳とったればこそよぉ。
ふふふ、お若い方には分からないでしょうね。 だから選挙とか行かないのよね。 私も若いころ選挙なんてぜんぜん行く気なかったし、なんなら行く人のことを胡散臭いと思ってましたよ。 ごめんねぇ。 ま、困った勧誘が絡んだりしたせいはあったんだけれどもさ。
今は選挙、行くよ。 絶対行く。 1票なんて何の役に立つかと思っても、行く。
Charlieの訃報からあちこちにずいぶん話が飛んだようでも、私にとっては流れは一貫しています。
Rockってのは反体制のシンボルだったけど、「反」だったのは「体制が民衆に対して不実である」ことに対してなのだ。 Rockの根本は自由であることと、LOVE & PEACE。 それは理想で桃源郷の幻なのかもしれないが。
パンクスに「煮え切らない奴等」なんて言われたりもしたけれど、ローリング・ストーンズの与えてくれたものは私にとってとても大きい。
Rockってのは、こういうもんさ。
クエンティン、チャーリー・ワッツっぽい。
そしてみんなのコスチュームが眩暈がするほどファッショナブルでウットリする。 チャーリーもいつもとってもカッコよかったなぁ…くすん。
天使っぽいので置いてみた。 砂澤ビッキ氏作品。