mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

季節感にあらがう風情で。

 

札幌、先週はこんな景色が広がっていたんですけどね。

本当につい先日まで暑さでひいこら言っていたのが嘘のように、今日の札幌は地面が白くなりました。 あの暑い最中「タダでこれだけ高い温度を堪能できるのはスバラシイと思えばすこしはラクにな…らんか…?」なんて笑い話をしていましたが(そして少しも笑る余裕などないほど暑かったが)いまはしみじみと思いだしては笑ったり…してませんね。 もうちょっとこう手心というか、ねぇ。

 

さてこれも秋の風景。 八百屋さんの店先です。 一番右は赤カブ。 その隣、真ん中にビニールにくるまれたキャベツ、3個パックですね。 その隣に剥きだしで置かれてるのもキャベツ…って、えええ!?ちょっ…何その大きさ!?

と、驚かれたかしら、この大きいのは「札幌大球」という品種、直径50~80cmくらい、重さは10kgとか、大きいものだと20kgちかくあります。 

キャベツ栽培は開拓直後から道内一部で始まり、だんだんと広がっていく中で品種改良され、冬に葉物野菜の入手困難だった北海道で保存性がよく漬物用としても効率の良い「札幌大球(さっぽろだいきゅう)」が重宝されました。

ただ近年は自家製漬物を作るお宅が減ってきたことや、農家さんが高齢化しこの重いキャベツを作り続けるのがむずかしくなってきています。 それでも消滅させるのはあまりに勿体ないということで、近年「オーナー制度」も始まりました。

www.sapporotaikyuu.fun

今年はもう募集終わっちゃったんですが、来年ぜひどうぞ♪ キャベツそんなデカいのどうしろととおっしゃる方には、北海道のソウルフードのひとつ「ニシン漬け」が届くコースもありますよ♪

 

 

さて、10月ギリギリまで妙に暖かくて油断していたんですがやっぱり冬は来る。 

先週末から時折り白いものが空からちらちらする中、エアコン買いに行きました。 日本の暮らしの重要事項である季節感をなんだと思っておるのか一体。

 

最近は北海道の真冬の外気温でも作動する寒冷地用エアコンが機種も増え、設置する家も増えてきました。 そしてこの夏の猛暑っぷりで熱中症対策にもはや北海道でも必要だろうと認識されたのか、札幌市?北海道?購入するなら補助金出すよ~とのことで。

で、先月とりあえず話を聞きに電気屋さんへ行ったわけですが、補助金対象のエアコンって色々条件ありまして。 ざっくり「寒冷地エアコン」タイプでないと補助金出ないということらしい。 

で、この「寒冷地エアコン」室内機も室外機もやたらデカい。

 

室内機は奥行き40cmあって当たり前。 室外機は雪除けカバー設置すると大型犬のハウス並みにデカい。 一軒家じゃないので雪除けカバー要らないっちゃ要らないような気もするけど、そもそも室外機自体に凍結防止のヒーター機能がついてたりするので普通よりデカい。

そして室内にはいきなり40cm(ちょっと超える)ひさしみたいなでっぱりがリビングでくつろぐ頭の上に出現するってことで、そんなんイヤだよ…しかも幅も1割くらい広めだし。 そして、お値段お高いw 

ファミリータイプのマンションや一軒家となれば工事費足して30~40万って感じ。 ワンルームとかならそこまでではないですが、それでもやっぱりかなり割高。

ウチはエアコン用開口部あったし、専用コンセントもあったのでその分はかからなくて済むけれど10年以上前の建物だと全くなかったりするのでさらに掛かる。

 

売場の人とあれこれ話していると、結局補助金もらって寒冷地エアコンにするのも、補助金でない普通タイプのエアコンにするのも支払い金額的にはあまり差がないということになったので、それなら住空間の快適さ取るわ。 暖房はガスのファンコンベクターで賄っているので不足はなく、わざわざ寒冷地エアコンじゃなくてもいいのだし。

 

ガスファンコンベクターとは、ガスボイラーで沸かした高温のお湯を床下のパイプを通してファンコンベクター本体に送り、お湯の熱でラジエータパネルを温め、温まったラジエーターに空気を吹き付け暖かい風として部屋に吹きだす暖房方式。 これだけ聞いてると大したことなさそうだけど、札幌の真冬でも我が家はリビングの1台だけでほぼまかなえているのでかなり優秀です。 昔「スチーム暖房」ってのがよくあったのですがあれに仕組みは近いですね。 

ガス代高騰するとツラいですが、湿気が出たり(灯油・ガスストーブ)乾燥したり(エアコン)ってこともなく、設定温度でON/OFFするし、タイマーもかけられ、火種はボイラーにしかないので火災の危険もその分減じるし、スイッチ入れて10分もすればほぼ暖まるのでとてもラク

 

エアコン、購入も設置も来春でいいかな~と思っていましたが、冬の間も除湿・通風で使えますよ、結露しなくなりますよ、洗濯物も早く乾きますよ!と、エアコン付きのお部屋に住んでる若者が教えてくれてそりゃいいねと決めました。

 

事前に取り付け工事の下見に来てもらって室内機設置場所のコンセントや開口部確認してもらい、室外機の置き場所決め、雑談しながら「普段めったに使わないんだけどたぶん経年劣化で動作不安定になってるスイッチ」も見てもらってエアコン設置のときに一緒に修理をお願いしあとは待つだけ。

 

 

しかしよく住まいについて「賃貸」と「購入」のどちらがいいのかという永遠に終わりそうもない論争があるけれど「そんなもん、分からん!状況と運しだいでどっちに転ぶか分からんわ!」としか言いようがないと思います。

 

賃貸には賃貸の、購入自己所有には自己所有の、利点も不都合もリスクもあってホントに単純にどっちと決められるものではないですね。

賃貸は

「どんなに払い続けても自分の手元には何も残らない」

「収入・生活状態などや年齢とともに部屋を貸してもらえなくなる危険がある」

「家賃が払えなくなった時点で住み続けることが難しくなる」

「自分が知らない間にオーナーが変わってしまうことがあり、その結果契約更新時に一気に条件が変更されたり退去を求められることもある。悪質な場合は契約更新前にロクな補償もなく退去に追い込まれたりするケースもある。 そこまで行かなくともオーナーが変わって経費節約するため管理委託会社を(もっと安い会社へ)変更し共有部分の掃除や手入れが一気に劣化することもある」

その一方

「部屋の設備の(自分に責任のない)不具合は大家負担で修理してもらえる」

「周辺環境に不満があれば(経済的な余裕は必要だが)引っ越せばいい」

「万一災害などで建物に大きな損害が出てもそれはオーナーの損害で自分には損害はおよばない(家財などは被害をうけるだろうが)」

「固定資産税や修繕積立金などの支払いが不要(でもこれは基本的には家賃の中に包括されている)」

 

購入は

「自分の【資産】である」

「何歳になろうとそこに住む権利があり住み続けられる」

「毎月の家賃の支払いが不要(しかしローンの支払いはもちろん税金や補修・修理への支払いが発生し、滞納によって住み続けられなくなる可能性はある)」

「自分の所有なので自分の好きなようにカスタマイズ可能(ただしあまりに景観を損ねるとか庭木の落ち葉や害虫や日陰が近隣に迷惑とか、最近時々問題になるゴミ屋敷とかはトラブルをまねく可能性大。 さらにマンションなら規約があるので従わなければならない)」

その一方

「周辺環境に不満があってもなかなか引っ越しという選択がしずらい」

「設備が壊れた時は基本自己負担で対応」

「購入時にはたいして重要に考えていなかった「老朽化(建物も住人も)」への対応は、長年の間には当初考えていたより大きい金額がまとまって必要になる」

「とくにマンションは管理体制が脆弱だと大規模改修などをきっかけに最悪その後の必要最低限の補修さえ不可能になった事例も報告されており、長く住めば住人の高齢化などで思わぬトラブルが起きてくる可能性もある」

「災害で被害を受ければモロに損害となる(補償や保険で被害金額の全てをまかなえることはまず無い)後片付けの負担も大きい」

「資産とはいえ、何十年経て購入当初の価値が維持されていることは稀で、売却価格は余程立地がよくない限りは購入時よりも安くなる。 売値が高けりゃ高いで売却収入にしっかり税金がかかってくる(なのでリフォームとかの書類はしっかり保管しておきましょう、減免あります→ウチはそれで危なく結構な金額納めなきゃならんとこだった・リフォームローンの借入れ証明ができて納税額0になったのでそんなに違うのかと驚いた)」

 

 

今回エアコンの出費。 そして数年のうちにボイラーの寿命が来るので交換が必要で、年1回の点検の際に「ボイラーは10年が目途です、いざ完全に故障してしまうと使えない間のダメージが大きいので、不調を感じたら早めに手配なさった方がいいですね。 そして今回気になったのは煙突です。 これは設置されて30年近く経っているので次のボイラー交換時に同時交換を「強く!」お勧めします。 合計で結構な金額になりますが、煙突の不具合は火災や不完全燃焼といった大きな事故に結びつきますので必ず購入の際にご相談下さい!」とガッツリとくぎを刺されております。

あとPC。 ベッドのマットレスもヘタってきたし。 いやホント、まとまって出て行くのよねぇ。