mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

引出しを補修したあとに。 すべロウ買ってみた。

 

我が家は築〇十年の中古マンションを購入し、壁紙やフロアカーペットは綺麗に貼り換えられていましたが(多分前住人が喫煙者だったのでそのままでは売れなかったのだと思う)それ以外は手つかずだったため、入居してすぐお風呂とお手洗いをリフォームしました。

よく「不動産に出物(お買い得物件)無し!」と言われますが、それはホントにその通り。 ここも立地を考えればけっこうお買い得価格ではありましたが、リフォームしなきゃえらく住み心地が悪いので、結局その分を加えてしまえば相場価格トントン。

 

お風呂とお手洗いを迷わずリフォームできたのは、当時公的な補助金があったからです。 省エネと高齢者向け安全対策ということで、保温機能が高いエコなバスタブで、なおかつ手すりを浴室内に2カ所設置したお風呂、トイレの座面を高くし、手すりをつけたお手洗いという条件をクリアしてリフォームすると、両方で数十万の結構な補助があったのです。 

でもこれって、こっちから言いださないと全然教えてくれずにバックレる業者いたりして、自分でしっかり勉強するのは大事だなぁと思いました。

 

なぜ一部の業者がバックレるかというと、役場への申請業務は「注文を受けた業者が」役所の担当窓口に出向いてやらなきゃいけないシステムだったから。 手間がかかるし人手もいるので嫌がるところもあるんでしょうね。 その事情は分からんではないが、そういう会社が誠実な仕事してくれるであろうなどという信頼はできないので、結果、良い篩(ふるい)になりました。

 

どうやって「勉強する」のかというと簡単な話で、自治体の広報誌にしっかり目を通せばいいだけです。 私が気づいたのも札幌市広報誌の記事を読んだためでした。 そのお陰で補助金が申請できるということと、そういう手続きを厭わないような業者さんをチョイスできたわけです。 

で、お風呂とお手洗いはピカピカ新品となったのですが、洗面台はそのまま。 キッチンはコンロを新しくしてもらっていたので照明だけを取り換え、他は手を入れませんでした。 そうするとやはり流し台の経年劣化が…ねぇ。

 

昨日いきなり流し台の引き出しが分解しまして。 取っ手を引っ張ってガゴッってな音がしたと思ったらガチャドチャグシャ。 奥の継ぎ目が外れて底が抜け、お玉やらおろし金やらトングやらが下の引き出しに落ちてハマってさぁたいへん(どんぐりか)。

バラけた引き出しをそっと外し、キッチンツールを取りだして、補修に取りかかりました。 私はDIY系好きなので、補修ツールも一通りおいてあります。 ちゃっちゃとお直しにかかります。 接着剤で貼り合わせて固定。 金属テープで補強。  

 

補修はそんなに手間ではないのですが、接着剤が安定するまで使えない。 わかってるのに「お玉!」となった時に、つい引き出しの場所に手が伸びるので疲れますね。

 

実は昨年も一段下の引き出しがかるくバラけたので、修理自体慣れております。 あわてることもない。 ただ、この先もまたいずれあるだろうな、と。 補修した状態を少しでも長く維持するためにどうするか…摩擦軽減がひとつの手。 

滑りが悪ければロウソクぬってみるのが古典的手法。 で、ホームセンターへトコトコ出かけてこれ買ってきた。 しかしこのネーミングセンス…いえ、嫌いじゃないです。

すべロウ 敷居用 硬質ろうタイプ SR-01
 

↓ 大きなのもあるのね。 

建築の友 すべロウ 家具用 SR-02

建築の友 すべロウ 家具用 SR-02

  • メディア: Tools & Hardware
 

買ったのは上のタイプ、キャラメルみたいな色でちょっと不安でしたが、白木も、白いデコラ張りにもぜんぜん色付き無し。 ロウソクぬるよりかなり薄めに塗れるらしい。 

ロウソクだとこれに比べて厚くぬれてしまうので、ホコリをよびがちになったり、そんなこんなでかえって滞る原因になったりもするらしいです。

このすべロウとやら、実際に使ってみると「塗った感」が無く、逆に不安で最初はやたらにガシガシ塗っちゃった。 そんなに頑張らなくてもOKみたい。 引出し側面の板の上と下、そして側面の外側全体。

 

で。 あら、軽い。 抵抗感がたしかに減じて、音も少し静か。 劇的に変わるわけではないけれど、明らかに今までよりスムーズです。

 

今年は早い梅雨入りのようですね。  湿気が増すと木が膨張してふすまの開け閉てがしづらくなるとか、引き出しもそんな風で。 なのでこんなのちょっと便利かも。