mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

ネオワイズ彗星、観たい。

 

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夏の雲…なんか恐竜っぽくて好き♪

 

今年は、一般的には「梅雨が無い」とされる北海道もぐずぐずとした天気が続き、農作物も出荷が遅れています。

甚だしいのはメロンとか、2週間近く遅れています。 第一陣が出荷されて(それも1~2週間遅い)その後が日照不足で生育がままならず。 メロンは贈答品の意味合いも強いのでシーズンが後ろにずれこむと、販売がなかなか伸びにくくキビシイのです。 

 

梅雨が無いとされる北海道ですが、本州の梅雨シーズンはやはりちょっと雨っぽくなり「蝦夷梅雨」と言われたりします。 梅雨との違いは、雨がちでも気温が上がらないことが多いので、ムシムシする…と言っても知れてる感じ。

あの、目の前の空間をぎゅっとつかんだら、じゃっと水が滴ってきそうな湿気感では全然ないです。 でもやっぱり雨がち、曇りがちだと気が塞ぎますね。

 

それでも昨日は久々にすっきりとした晴れ。

少しずれたお墓参りに行って、スイカを買って、一旦帰宅。 軽く昼寝して、夕方から札幌の北の主要公園である、モエレ沼公園へ。

moerenumapark.jp

ここは着手から23年、イサム・ノグチ参加して後17年かけて完成した、とてもユニークな公園です。 デザインしたイサム・ノグチも凄いが、プランを実現した土木の専門家の技量も凄い。 建築も大事だけど、ここに関しては特に土木の技量。

 

目的はこれ。 今年3月に発見されたネオワイズ彗星。


2020年7月17日 ネオワイズ彗星(C/2020 F3)中継

 

今まで彗星って、マトモに見た覚えがない。 今回観ないとずっと見逃し感持っていくだろうなーと思ったので、これは観に行かねば。

 

結論。 観られました♪

でも肉眼ではほぼムリでした。 写真もムリでした。(暗すぎてデジタルではシャッター切れない。もういまさらマニュアル設定する根性なんてありゃしないしw)

これは、札幌の夜が彗星を観察するには明るすぎるということもあると思います。

 

間もなく観られなくなるとのことなので、何とか観てみたいと思う方に、ド素人のワタクシからあれこれ。

札幌の、モエレ基準ね。

 

 日没後、20時以降でないと空が暗くならず観測は難しいです。 実質的には21時頃からと考えた方が良いかと。

 

 寒いです。 日中は暑いくらいでも、北海道は日没後は気温がどんどん下がることが普通。 

夕日から写真撮りたいな~とか思った方は、長時間滞在になるのでしっかりと着込んで(アウターは防風仕様推奨)空腹は避けて、できれば暖かい飲み物を持ちましょう。

中年以降の方であれば、使い捨てカイロひとつ、モエレ山山頂に着いてから状況見てお腹に貼るくらいの気持ちで持参した方が良いです。 

7月にカイロ?嘘だろ?と思った方、冗談抜きで低体温症になりかねないくらい、吹きっさらしの風が体温奪って行きます。 地上で無風でも、モエレの山頂はけっこう風吹くこと多いです。 備えあれば患いなし。

 

 (多分)肉眼では難しいです。 双眼鏡推奨。 

天体望遠鏡みたいな高倍率単眼だと、探すのにはちょっと不向きです。 双眼鏡で見つけてその方向を確認後に望遠鏡で倍率上げる方が効率的かと。

 

 撮影、普通にオートまかせなら高機能なカメラじゃなきゃむずかしいかなぁ。 スマホも(機種の違いはあるんでしょうけど)難しいとおもう。

 

 北西の方向、低めの空に観られる…という情報が多かったのですが、時刻20時以降で北西よりもやや北側。 モエレ山頂には方角を示す表示があるので、方向がひと目で分かります。 北西は石狩のガスタンクの方角ですが、それより結構北(右手側)でした。 北北西?

 

「低めの空」ってのが私みたいな素人にすると、地上からほんのちょっと上くらい?と思っちゃったけど、もう少し上です。

例えば信号待ちしてて、歩行者用の信号ではなく、車両用の信号を見るくらいの角度…よりちょっと上(7月17日札幌での状況・あくまでモエレの経験からです)。

あご、少し上がります。 おぉ、この位置で、普段空を観察する人たちは「低めの空」と呼ぶのだなと、初めて認識できて面白かった。

 

 モエレの山頂は風も強いし寒いので、北西側の斜面少し降りたところの方が観測しやすいかも。 虫除け持ってったほうがイイと思う。

 

 肉眼で観られずにいた方に双眼鏡お貸しして、目標お教えしてすぐ見つけられたのですが、第一声「あった!」の次に「薄っっっ!!!」でしたw 

ホント薄いのよ、もっとはっきり観たいなら札幌じゃ無理かなぁ。

 帰りの下山道、足元暗いので懐中電灯持参推奨。

※ 明りを使う際は周囲の撮影なさってる方に影響が無いよう、充分に気をつけて下さいね。 使う側には大した光でなくとも、写してる方には大迷惑になりかねません。

 私の持っていった双眼鏡は、日の出光学の6×21タイプです。 軽くてコンパクトで明るく見えて、観劇でもとっても重宝しています。 おもちゃ的激安価格とはいきませんが、コスパはとても良いと思う。

双眼鏡 ヒノデ 6x21-S1

双眼鏡 ヒノデ 6x21-S1

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

気軽に手軽にちょっと…でもちゃんと観たいよねという時に最適。 やっぱ少しでも性能の良いものがおススメ。

あ、性能がイイってのは、倍率が高いってのとはまた違うので、お間違え無きよう。

 

 

ネオワイズ彗星、どんどん遠ざかって暗くなっていきます。 この数日が勝負なので、晴れを願っております。

興味のある方、お一人でも多く観察できたらいいなぁ。

だって、次は5000年とか先だってよ、来るの。

 

 

何となく、天体モノをよく歌ってるユーミン

悲しいほどお天気

悲しいほどお天気

  • アーティスト:松任谷由実
  • 発売日: 1999/02/24
  • メディア: CD
 

『ジャコビニ彗星の日』が収録されておりますが、正確には彗星ではなく流星群であるというのは、そったらこまいこといいべさ(そんな細かいことどうでもいいでしょ)と私は思っているという話。

ja.wikipedia.org

 

札幌からは、以上ですw