mouratta’s blog

うっかり半世紀生きてきて、自分がギフテッドと やっと気づいた私。

ずーっと吹雪の中にいる…

 

今も吹雪いてます…(+o+)

ぱぁっと明るくなったりすることもあるのですが、粉雪が風で横殴りに吹いて穏やかな天気とは言い難いです。 各地でもかなりの降雪のようですね、慣れないところの方は本当に気をつけて下さいね。 足元だけではなく屋根の軒下、危ないです!

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青空が待ち遠しい…

さて、先日3日間近くカーテン閉め切って暮らしておりました。 停電じゃないので照明は点けますから別に暗闇で暮らしてるわけではないですが、なんでかと言いますと、ダンナが眼科で加齢黄斑変性の手術を受けたため。

以前は欧米人に比べて日本人はそれほど発症は多くないとされていましたが、近年は日本人も増えてきているらしいですね。  むかしは治療法が確立されていなくて失明することも多い病気でしたが、今は早ければ失明の危険は回避される治療法がいくつかあります。

 

ダンナが受けたのはレーザーで新生血管の盛り上がりをアタックするというもので、そのレーザー照射をピンポイントに患部に当てるために、とある薬剤を投与するのですが、それが体内から排出されるまで日光厳禁。 お店とかでよく使われているハロゲン電球なんかもダメ。 LEDはまぁ問題ない、蛍光灯は薬剤排出促すから積極的に当たっていいよ!ということで、開かずのカーテン。

うっかりカーテン引きそうにはなるので、A4 の紙に「カーテン開けない!」と大書きして、カーテンの合わせ部分にピンで留めて。 寝室とリビングは遮光1級のカーテンにしといてホント良かった。

 

つくづく人間日光浴びないと弱るんだなと実感した3日間でした。 地味~に「元気」が削られていく。 3日目にはなんとなく2人とも鬱っぽくなってしまって、陽を浴びないだけでこんなになるのかと驚きました。 お籠り明けてカーテンを開けられる朝は曇り空だったものの、それでも気分が晴れたのにびっくり。

気分が沈みそうだと予想して、青空風景の映画とか観るようにしてたのですがそんなものでは騙されないようです。

 

元々北欧では日光を浴びる機会が激減する冬に「冬季うつ」と呼ばれる症状を訴える人が多くなることは昔から知られていましたし、北海道でも極夜にこそならないですが、10月に入るとぐっと日が短くなってきて、冬至近くには午後3時半にはもう夕暮れ風情、なんとなく気分塞ぎがちになるのは割と多くの人が経験しています。 道内の自治体でも↓の深川市のように啓蒙しているところもあります。

www.city.fukagawa.lg.jp

 

今やあちこちで行われるようになった大規模なイルミネーション・イベントも、国内で大掛かりに始めたのは1981年の札幌ホワイトイルミネーションが最初で、元々は札幌観光の空白期をすこしでも埋めたかったのが開催理由だったはずですが、やっぱりキラキラしたり明るかったりするものを観られるのは嬉しいんでしょうね。

 

冬季うつの治療法は、とにかく明るく強い光を一定時間浴びることだそうで、北欧では専用のライトでの治療がきちんとした医療行為として行われています。 北海道に限らず、日があまり差し込まない時は、朝でも昼でも照明を明るめにして過ごすのおススメです。 特にご年配の方って「昼に電気(←照明のこと電気って言いがち)つけるなんてもったいない!」と、雨や曇りでちょっとくらい暗めでも点けずに済ますことも多い感じがありますが、体調崩すよりずっとマシだと思っていただけるといいなぁ。

 

日光も人口光も、やっぱり人は明るきに惹かれるものなのでしょうかね。 ぽぉっとランプや蝋燭の灯りに浮かび上がるセピア色がかった薄暗闇の古い家のしつらえが決して嫌いではないけれど、そこでは暮らしつづけられないのだなぁと思った約3日でありました。

 

 

光関連(と限定されたわけではなくなってきたっぽいですが)ではこんなこともちょっと興味をひかれました。

EMDR(眼球運動脱感作療法)

 

これは近年市井でも認知の上がってきた言葉「PTSD

あまりに辛い経験によって心に強烈な傷を負い、それなりの時間が経った後でもその記憶によって苛まれる…というような状態ですが、詳しくはこういう解説を厚労省でも分かりやすく説くようになってとてもいいことと思います。  そしてこのページの最後の方にいくつかの療法が提示されていて、その中にEMDRも書かれています。

www.mhlw.go.jp

この「EMDR」は、従来のPTSDの治療法とはかなり異なっています。 従来は薬物治療や、原因に向き合って乗り越える的な治療が主流でしたが、EMDRは向き合う…というか想起することはしますが、その時同時に規則的に左右に動く光源を目で追う、という治療法です。 いまでは光を追わずとも左右に視線を振るとか、繰り返すリズミカルな音刺激でも有効ではないかという説も出てきたようです。

トータルにまとまっていて分かりやすかったのは埼玉医大のこちらでしょうか、無断でアップロードは出来ませんのでリンクだけご紹介しときます。

埼玉医科大学総合医療センター メンタルクリニック|EMDR

 

私自身、過去の記憶に苛まれることが多々あったのですが、いちいち詳細に向き合うのはかなり消耗するのですよね。 少しでも楽な方法で解放されるならそれに越したことはないと思うのですが、あまり一般に浸透してない気がしたので言及しときます。

 

この「左右に視線振る」のが有効っていうところを読んだとき、テニスがあれだけ観戦するスポーツとして人気があるのが何となく分かった気がした。 卓球とかバドミントンはリズムが早すぎるのかなー、プレイサイズが小さいからテニスみたいな観客配置がむずかしいので視線の振りが違っちゃうのかな。

ところでジョコ、二転三転してますが、どうなるんでしょうね。